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幼い依頼人

2019年作品、チャン・ギュソン監督、イ・ドンフィ ユソン コ・スヒ ソ・ジョンヨン出演。

ロースクールを卒業して出世の道を突き進むはずだったジョンヨプ(イ・ドンフィ)は何度も就職に失敗し、姉の勧めで臨時に児童福祉館に就職する。 ある日、継母から虐待を受けている“ダビン”姉弟(チェ・ミョンビン、イ・ジュウォン)に出会うが、さほど深刻に考えていなかった彼は、また来るという言葉だけを残して去る。

数日後、法律事務所に就職したジョンヨプは電話を受けダビンの鼓膜が破れたことを知る。 ジョンヨプは継母のカン・ジスク(ユソン)からダビンを引き離そうとするが、かえって誘拐犯扱いをされ、その後弟ミンジュンの死に加え殺人の被疑者とされたダビンを見て衝撃を受ける。 何もかも間違った方向に進んでしまったと感じたジョンヨプは、真実を明かすため、ついにダビンの弁護士になることを決心する。


心が締め付けられる作品でした。
監督はチャン・ギュソン、作品を見るのは初めての監督でした。
イ・ドンフィは、「エクストリーム・ジョブ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2019/10/03/060000 に出演していました。
鬼女役でユソン、「黒く濁る村」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2019/11/09/180000 に出演していました。

物語は、母が家を出ていき、適当な父親と暮らしている、まだ幼い姉弟。 母の写真を見ても全部顔のところが切り取られていました。 そんな時父が新しいお母さんと言って、カン・ジスクを連れてきます。 母親に飢えていた二人は喜びますが。
一方多くの資格を取っても、なかなか就職に結びつかないジョンヨプ。 仕方なく、児童福祉課に就職しますが、そこでの仕事は、歯切れの悪い仕事で、問題があっても解決する権限のない、ただ事情を聞くだけの仕事に嫌気がすぐに差してしまいます。 そんな時やはり問題点を抱えた家庭の姉弟と出逢います。 継母の本性がわかり、なんとか家にいたくない二人はジョンヨプを頼って毎日彼のところに。 鬱陶しいと思いつつ付き合っていたジョンヨプでしたが、弁護士の仕事が舞い込み、ソウルに行き決めてしまいます。 いきなりいなくなった彼に、姉弟はがっかり、そして家にいなくねはならなくなり、継母の虐待は激しさを増していきます。

今作は韓国の幼児虐待をリアルに描いています。 実話が元になっているということで、死に至っても、“親が子供をどうしようが勝手“というとんでもない考えが根底にあります。 それはたとえ継母であっても一旦親子になってしまうと、うっかり家庭に干渉できないおかしな方があるようですね。 そしてどんどん虐待事件は増えている韓国、日本もここは改善をどんどんしていきたい社会現象ですね。


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