2017年作品、イエイヨー・ヘレーロ監督、アルマ・テルジック オーガスト・ウィトゲンシュタイン エラ・ジャズ出演。
ボスニア人のセルマ（アルマ・テルジチ）は、恋人のアレックス（オーガスト・ウィトゲンシュタイン）と共に彼女の故郷を訪れていた。 セルマの家族は何者かに殺され、二人はその葬儀を終えたばかりだった。 しかし、帰路の途中、森の中で車が故障し立往生してしまう。 さらに、かつての紛争でその森には大量の地雷が埋まっていた。 そこに現れたのは、地雷を処理していた二人組の男。 森を知り尽くした彼らは、セルマたちの道案内をしようとするが、男たちを怪しく思ったセルマは逃げ出してしまう。しかし、その時地雷が爆発し、セルマは怪我を負ってしまう。 手当をするために、一行は男たちが住処にしている森の洞窟へと向かうが…。
舞台劇の様な作品ですね。
監督はイエイヨー・ヘレーロ、監督作は初めてかもしれません。
主演のセルマはアルマ・テルジチ、アレックス役のオーガスト・ウィトゲンシュタイン、二人とも初めて見る役者さんですね。
物語は、悲しみの中の葬儀を終えた二人のお話です。 ボスニア人のセルマは何者かに家族を殺されていました。 恋人のアレックスは彼女に寄り添うように付き添っていましたが、帰る途中に車が故障してしまいます。 しかしそこは彼女にとっては悲しみの土地であり、かつての紛争地で、森の中には地雷が埋まっていました。
そこに現れた謎の二人組、アレックスはなんとか穏便にここからの脱出法を聞き出そうとしますが。
今作は、何かシチュエーションが変わる時が舞台の照明が落ちる様な作りなんですね。そしてセルマが見ている現実がどこまでが本当なのか？ そしてラストの修羅場の様なシーンは現実なのか？ 近未来なのか？ それとも？ 謎の多い作品でした。
