2020年作品、フョードル・ボンダルチュク監督、イリーナ・スタルシェンバウム リナル・ムハメトフ アレクサンドル・ペトロフ ユーリー・ボリソフ出演。
3年前、モスクワに巨大宇宙船が墜落します。そしてユリア(イリーナ・スターシェンバウム)は、謎めいた宇宙人ヘイコン(リナル・ムハメトフ)と運命的な出会いを経験した。 あの事件は多くの人々の運命と、世界の様相を激変させました。 2019年、墜落した宇宙船の技術を独占的に研究し、技術の革新を図るロシアに対し、世界は警戒感を強めます。 その一方で世界は外宇宙からの侵略の可能性を知り結束、宇宙開発能力を持つロシア・アメリカ・中国が中心となり、地球を守る人工衛星群を設置、防衛プロトコルが完成した。
ロシア宇宙軍の指揮官は、3年前の危機に対処したユリアの父、レベデフ中将(オレグ・メンシコフ)だった。 しかし現在、地球にあの巨大宇宙船”ソール”が密かに接近していた。“ソール”から発進すると、人工衛星による防衛網をすり抜け、地球の大気圏に突入した小型宇宙船。 それはフィンランド沖のバルト海に落下し、海中を突き進んだ。
その4ヶ月後。モスクワのチェルタノヴォを、愛犬のチャルと共にジョギングするユリア。 彼女は護衛の男たちと共に走っていたが、チャルに逃げられてしまう。 彼女が呼んでも愛犬は戻ってこない。 そこは3年前にあの騒ぎが起きた場所だった。
大学で人工知能について講義を受ける彼女の隣に、事件以降も変わらぬ男友達、グーグル(Evgeniy Mikheev)がいた。 彼女は護衛に付きまとわれる生活にうんざりしている。 教授は人工知能と人間の感情について講義していた。 死なない存在が人を理解し、愛することが出来るのか、と質問するユリア。 それは危害を加えられない限り、永遠の生命を保つヘイコン(リナル・ムハメトフ)と出会い、命を救われ、そして別れを経験した彼女にとって、今も心に残る大きな謎だった。
グーグルはユリアに何か語りたいようだが、彼女には24時間護衛が付き、プライベートはない。 そして彼女は、今もヘイコンを意識しているようだった。 大学を出たユリアは、父レベデフ中将の運転する車に乗り、同乗したグーグルは、IT大手企業のロステレコム社まで送ってもらった。
このあと、彼がやってくるんですよね。
監督は引き続きフォードル・ボンダルチュク。
主な出演者も引き続き登場します。
さてあれから3年が立ち、死んだと思っていた彼女は命を取り留めます。 しかし高度な技術で復活をした彼女には、また宇宙人が接触してくる危険性があり、中将の娘ということもあり、いつも警備がついていました。 そしてもう一つ、ヘイコンとの再会を彼女は願っていました。 それは彼女の命を助けてくれたと思っているから、そして愛が芽生えていたからですが、やはり彼はやってきます。
今作は、あの続編ですね。 副題の通り今度は戦いを仕掛けてきますが、その戦い方は少し変わっていて、頭脳戦、全てのテクノロジーを乗っ取り人間をコントロールしていきます。 ドラマ部分としては中将の命令が全く変えられていくシーンで、日本だったら疑いをかけられ、外されていくんでしょうが、ロシアではそうはなりませんね。 ここがあまり深入りしないのがある意味すっきりしている感じでした。
さてこれで終わるんでしょうか? 再来年くらいに続編ができる気がしますが。