anttiorbの映画、映像の世界

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ゴースト・ラボ 禁断の実験

2021年作品、パウィーン・プーリジットパンヤー監督、タナポップ・リーラットタカチョーン パリ・インタラコマリヤスット ナタニチャー・ダンワタナーワニット スークワン・ブーラクン出演。

「あなたは死後の世界を信じますか?」
ウィー(タナポップ・リーラットタカチョーン)とグラ(パリ・インタラコマリヤスット)は病院に勤める研修医である。 学生時代からの友人同士ではあるが、ウィーは科学で観測・証明できるものしか信じないタイプであったいっぽう、グラは子供時代に父親の幽霊と遊んだ経験から、幽霊の存在を信じ、周りに体験談を聞いたり、ベトナムの刑務所や韓国の廃病院、日本の樹海など心霊スポットに足を運んで実在を調べているという対象的な性格であった。

救急に焼身自殺を試みた男性が運ばれてきた夜、2人は夜勤に入っており、一緒にその男の「幽霊」を見たことがきっかけで、病院の古い職員宿舎に部屋を確保して研究室を開き、それを証明する方法を見つけるための研究・実験をイヌイットの伝承になぞらえて「北極光の研究」と称して行うことにする。

それまでのグラの研究から「幽霊は写真には写らない」と結論づけた2人は、夜の病院に張り込み、幽霊が出現する条件を探し出そうとする。 病院内の監視カメラなどで物が勝手に動く姿は多く見つけられたいっぽう、連日張り込んでも幽霊には再会できず、過労でグラは手術に失敗してしまい、部屋の利用を許可したナモ医師(Natthawut Jenmana )からも叱責される。

焦った2人は改めて幽霊の「実験参加者」を見つける必要に迫られ、遭遇する条件のわからない他人ではなく、知人の霊に絞り込むことにする。 グラは末期がんで入院中の大学生を口説いて恋人にすることを提案するが、ウィーは倫理に反するとして反対する。

その最中、入院していたウィーの母(スークワン・ブーラクン)が窒息して脳死状態に陥ってしまう。 ウィーは大学在学中から母の看病をしており、母の病室に泊まり込み、給料の大部分を医療費につぎ込み、そのせいで恋人もいなかったのだ。

母との過去を思い出しながら、医学知識を優先して母の人工呼吸器を外したウィーだが、その結果さらに焦燥する。 そして行った「幽霊の実在」を証明する世界で最初の人間となろうとする過程で、2人は予期せぬトラブルに遭遇する。

タイの心霊作品ですね。
監督はパウィーン・プーリジットパンヤー、過去作が1本あるようですね。
主演は二人、タナポップ・リーラットタカチョーンとパリ・インタラコマリヤスット、初めて見る若い俳優さんでした。
グラの恋人のマイ役にナタニチャー・ダンワタナーワニット、美しい女優さんですが彼女も初めてですね。


物語は、若き研修医二人のお話です。 幽霊の存在を信じているグラと、全く信じないウィー、対照的な二人でしたが親友でした。 しかし日頃からそんな会話をしていた二人が、ある日焼身自殺をした遺体に不可解な現象を起こしたことで、死後の世界、霊魂の存在をなんとか実証しようと思いはじめます。
監視カメラでは全く映っていなかったその現象、病院は人の死が起こる場所ということで、日々それを捉えようとしますが、なかなかそうはいきませんでした。 そしてとうとう二人はある衝撃的な実験を行うことに踏み込んでしまいます。


今作は、途中まではちょっともったいぶった感じで進行していきますが、二人が自らの犠牲を払う実験を行なったあたりから、ミステリー、サスペンス要素になっていき、そこからが注目ですね。 ただいかに研究とはいえ、そこまでやるかな?とも思いましたが。


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