anttiorbの映画、映像の世界

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ブンミおじさんの森

2010年作品、アピチャッポン・ウィーラセタクン監督、タナパット・サーイセイマー ジェンチラー・ポンパス サックダー・ケァウブアディー ナッタカーン・アパイウォン出演。


「森を前にすると、自分たちの前世であった動物や生き物の姿が見えてくる」。 牧場につながれていた牛が脱走し、森の中に入って行き、しばらくすると牛を捕まえにきた青年が現れ、その光景を目だけ赤く光った毛むくじゃらの生物がじっと見つめていた。
タイ東北部で農場を営むブンミ(タナパット・サーイセイマー)は、腎臓の病に侵されていた。 死期を悟った彼は、19年前に死んだブンミの妻の妹ジェン(ジェンチラー・ポンパス)と、親戚の青年トン(サックダー・ケァウブアディー)を農場に呼ぶ。
3人で夕食を囲んでいると、食卓の空いた椅子に突然女性の幽霊が出現する。 正体はブンミの妻フエイ(ナッタカーン・アパイウォン)で、会話をしているうちに彼女の身体は実体化していく。
しばらくすると、今度は長年行方不明になっていたブンミの息子ブンソン(Geerasak Kulhong)が変わり果てた姿で現れる。 彼は写真に映り込んだ不思議な生物の正体を突き止めるために森へ入り、目だけ赤く光る猿の精霊となった。
ブンソンは結婚して家族もいると話し、ブンミは妻と息子に養蜂場やフエイの葬式の写真を見せる。 ブンミはジェンに農場を継ぐように頼む。 渋るジェンに対して、ブンミは死んだ後も助けに来るから心配いらないと言う。
翌日、ブンミはジェンを養蜂場に連れて行く。 ブンミは小屋で腹膜透析をしながら、自分の病気は共産兵や農場の虫を殺したカルマのためだと話すのだった…


幻想的な作品ですね。
監督はアピチャッポン・ウィーラセタクン、作品を見るのは初めてです。 他作品も気になりますが、見れるでしょうか?
ブンミ役はタナパット・サーイセイマー、他作品出演のクレジットはありません。


物語は透析をしているブンミから始まります。 おそらくもう人生の最後に当たっている老人ブンミ、遺言のように家族を呼び、そこに死んだ妻と、行方不明の息子が変わり果てた姿でやってきます。 そして妻は幽霊から実体化していき、息子は猿の姿になっていました。


今作は、時間軸も変わり、なかなか物語自体を追うのも少し難しいですね。 でも、その幻想的な雰囲気は一貫していますし、ラストがまた難解でした。 あの最後のシーンの意味は? 心霊的でさえあり、生と死のはざまのようでもあり、そもそも生きている状態って本当に存在しているのか? とまで感じさせるようなラストでした。


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ブンミは死期が迫っていた

 

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そんな時、亡き妻と変わり果てた息子が現れる

 

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ブンミの森

 

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妻は実体化していく

 

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死期が迫るブンミ

 

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森の中では

 

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