anttiorbの映画、映像の世界

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しあわせのマスカット

2021年作品、吉田秋生監督、福本莉子 中河内雅貴 本仮屋ユイカ 竹中直人出演。

北海道から修学旅行で岡山に来ていた高校生・相馬春奈(福本莉子)は、病気の祖母のお土産に、ぶどうの女王と呼ばれる「マスカット・オブ・アレキサンドリア」を購入しようとしたが、財布を落としてしまい、諦める。
春奈が代わりに見つけたのが、「陸乃宝珠」というマスカット・オブ・アレキサンドリアをまるごと一粒包んだ和菓子だった。 春奈の手元に残っていたお金で買えたのは、このお菓子2つだけだったが、祖母がすごく喜んで食べてくれたことに春奈は感動し、その和菓子を製造している岡山の老舗和菓子メーカー、宗家 源吉兆庵に就職をした。平成30年4月のことである。
笑顔を忘れない元気な春奈だったが、研修中はどの部署に行っても失敗ばかりで、困った会社は、ぶどう農家の秋吉伸介(竹中直人)の所にぶどう作りの支援のため春奈を派遣する。 助けなど必要ないから来なくていいと伸介に言われながらも負けずに頑張る春奈は、同じぶどう農家の屋敷達也(中河内雅貴)の応援もあって、次第に紳介との距離を縮めていく。
だが、10年前に亡くなった紳介の一人息子・太郎のぶどう園のことで紳介と揉めて、もうぶどう園には来るなと言われてしまう。  落ち込んだ春奈に姉の雪絵(本仮屋ユイカ)が北海道に戻るよう勧め、春奈は会社を辞めて故郷に帰る決心をする。 そんな時、岡山県西日本豪雨の災害が襲った。 春奈は、紳介のぶどう園のことを心配し、駆けつける。


実話のような作品ですね。
監督は吉田秋生、「怪談新耳袋 劇場版 幽霊マンション」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/13873470 を記事にしています。
主演は福本莉子、「映画 『映像研には手を出すな!』」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/10/08/060000 に出演していました。
力になってくれるぶどう農家の屋敷役で中河内雅貴、「アルカナ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/13521908 に出演していましたね。


物語は、修学旅行で岡山に来た春奈は財布を落としてしまい、おばあちゃんに買っていこうと思った“マスカット・オブ・アレクサンドリア“を買えなくなってしまいました。 そんな時出会ったのが、“陸乃宝珠“でした。 やっと2個買っておばあちゃんに届けて病床のおばあちゃんがおいしいと言って食べてくれます。 その数日後おばあちゃんは亡くなりましたが、もう満足に食べることのできなかったおばあちゃんにおいしいと言わせた陸乃宝珠を作っている会社に就職しようと決意して面接に。

しかし彼女は困っている老人を助けたことで遅刻をしてしまい面接時間は終わっていました。 もう帰るところだった社長にタイミングよくぶつかり、なんと特別に面接に、そしておばあちゃんとの話をしたところ社長は彼女をその場で採用にしてしまいます。
人事部の面々は大反対でしたが、社長は彼女の笑顔を高く評価していました。 しかし、だからと言って春奈の社会人生活は失敗の連続でした。 そして商品部にいくことになり、それはぶどう農家のお手伝いということでしたが。


まあ清々しい作品でしたね。 この春菜という存在が、いかにも不器用で、猪突猛進というか、裏表のない誠実な女の子なんですね。 人間性は最高ですが、まあ生きていくには苦労するような典型的な人間です。 でも今こういう時代だからこそ、そういう人間が貴重なんじゃないでしょうか?


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遅刻をしたが

 

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いきなり内定をもらう彼女に

 

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しかし店頭では大失敗

 

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そして商品部で

 

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ブドウ農家の手伝いを

 

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周りに助けてもらう中

 

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岡山で大雨が

 

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