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マイウェイ 12,000キロの真実

2011年作品、カン・ジェギュ監督、チャン・ドンゴン オダギリジョー ファン・ビンビン キム・イングォン出演。

日本統治時代の朝鮮の中心都市京城:現ソウルに、日本人と朝鮮人の二人の若者がいた。  祖父(夏八木勲)は憲兵隊司令官、父(佐野史郎)は医者という裕福な家庭に育った長谷川辰雄(小林ユウキチ)。 憲兵隊司令官一家の使用人の息子キム・ジュンシク(ト・ジハン)。 対照的な境遇の二人だが、彼らはオリンピックで走るという同じ夢を持つ、良きライバルであった。

しかし時代がその夢を打ち砕き、彼ら(オダギリジョーチャン・ドンゴン)は日本人と朝鮮人という立場で対立し合うようになる。
日本軍として出征し、ノモンハン事件においてソ連の捕虜となった彼らに、第二次世界大戦下のユーラシア大陸を西へ流されていく数奇な運命が待ち受けていた。 民族や信条の違いのせいで心が交わることのない二人であったが、大日本帝国ソビエト連邦、そしてナチス・ドイツの軍服を着て転戦するうちに、国家や民族を超えた感情が生まれる。


まさに日韓合作の大作でした。
監督はカン・ジェギュ、「チャンス商会 ~初恋を探して~」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/01/14/180000 を記事にしています。
主演はチャン・ドンゴン、「七年の夜」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/04/22/180000 を記事にしています。
オダギリジョーは、「花束みたいな恋をした」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/02/07/060000 にチラッと出演していました。


物語は、日本統治下の韓国です。 憲兵隊の司令官の祖父と、医者の父を持つ辰雄が京城にやってきた時、使用人の息子のジュンシクと出逢います。 そしてお互いに足の速さに自信があり、いきなり競争が始まります。 それから二人は身分の違いこそあれライバルになっていきます。
しかし、日本人の方が明らかに優遇される時代、オリンピックの代表選考にも朝鮮人はなかなか出ることはできませんでした。 しかし、その時車引のジュンシクが選考会に選ばれ、なんとか代表レースに1位でゴールします。 しかしなぜか彼は失格となってしまいます。 それはレースの途中に小競り合いになってそれが進路妨害の行為とされてしまったから。 もちろん仕掛けたのは辰雄を勝たそうとする日本人の選手から仕掛けた横槍でしたが。
そして時代が進み、第二次対戦となって、二人は同じ部隊の上官と部下と立場が変わっていきます。


今作は145分の大作になっていて、多くの日本人キャストも上記以外にも出演しています。 日本人の私が見ても、やはり朝鮮人の方に肩入れしてしまう理不尽さ、そういう描かれ方をしていますが、やはり多くの差別的な行為はあったんでしょうね。

ここまで天皇崇拝になっていたかは分かりませんが、戦時下ではそうしなければ戦うことができなかった、こういった誤った精神論は今でも生きていますからね。


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