anttiorbの映画、映像の世界

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拝み屋怪談 ⑦

2018年作品、清水厚 大畑創監督、藤田富 高田里穂 鎌田らい樹出演。


古びた魚のお面を見て、昔を思い出す心瞳(藤田時)。
中学二年生(大西統眞)のとき、突然クラス中から無視をされるようになった。 原因は今でもわからない。 熱帯魚が好きで、当時の心瞳には唯一の心の支えだった。

ある日、部屋に少女 桐島加奈江(鎌田らい樹)が姿を現す。 彼女も熱帯魚が好きで、気が合う二人。 目を覚まし、夢だったと気づく心瞳。 しかしその夜も、加奈江は夢の中に姿を見せる。 心瞳を「たくちん」と呼ぶ加奈江。 二人はずっと友達でいることを約束する。
夏休みに入ったある日、母親(松菜乃子)に熱帯魚店に連れて行ってもらう。 母親や店長(安藤広郎)と話したことで、現実も捨てたものじゃない、と気持ちが少し軽くなった心瞳。 しかし帰り道、川の向こうに夢の中の存在であるはずの加奈江が立っているのを目にする。 母親の手を引き、なんとか逃げ切る心瞳。 加奈江の姿は心瞳の母親にも見えており、もはや夢の中の存在ではなくなっていた。
その日以来、夢に加奈江が現れることはなくなった。
大人になった心瞳は、いわゆるブラック企業に勤めていた。 ある日限界がおとずれ、死ぬと決めて家を出る。 ビルの屋上に立った心瞳。 見下ろすと、道に面をかぶった加奈江が現る。 加奈江はこちらを見上げ、手招きする。 あいつにつかまる、そんな気がした。


いよいよ本格的に登場する桐島加奈江ですね。 鎌田らい樹が演じています。 初めてみる女優さんで、インパクトの強い役をいただいたという感じですね。
そんな桐島加奈江は郷内の子供の頃にいきなり現れます。 ある日の白日夢の時に、リアルに現れた少女でした。 夢の中で彼女に会えることが、学校に馴染めなかった彼には心の拠り所でした。 しかし彼女はだんだんと現実に侵食をしてきてしまいます。 そしてそれは彼の人生の節目にも。

 

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