anttiorbの映画、映像の世界

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ぶあいそうな手紙

2019年作品、アナ・ルイーザ・アゼヴェード監督、ホルヘ・ボラーニ ガブリエラ・ポエステル ホルヘ・デリア ジュリオ・アンドラーヂ出演。

ブラジル南部にあるポルトアレグレの街。 46年前に隣国ウルグアイからやって来た78歳のエルネスト(ホルヘ・ボラーニ)は、頑固で融通がきかず、本とうんちくが好きな独り暮らしの老人。 ところが、老境を迎えた今は、視力をほとんど失っていた。 後はこのまま人生が終わるだけ……。
そう思っていた彼の元にある日、一通の手紙が届く。 差出人はウルグアイ時代の友人の妻。 視力の低下により、手紙を読むことができないエルネストは、偶然知り合った若い女性ビア(ガブリエラ・ポエステル)に代読を依頼する。 その代読と返事の代筆を通して、エルネストの部屋にビアが出入りするようになるが……。
 
ブラジル映画で、こういうのは初めて見ました。
監督はアナ・ルイーザ・アゼヴェード、作品を見るのは初めてですし、今作以外はクレジットがありません。
主演はホルヘ・ボラーニ、出演作を見るのは初めてです。
ガブリエラ・ポエステルも、この作品で初めて見ました。
 
物語は、目が不自由になってしまった老人・エルネストのお話です。 息子のラミロは、一緒に都会で住もうといい、家を売ることを進めますが、エルネストはここで一人暮らしを続けたいと言い張ります。
隣に住んでいるハビエルは、いつも新聞や手紙を読んでやると、恩着せがましく言いますが、なぜか鼻に突きます。 そんな時、犬の散歩の仕事をしている同じアパートの住人らしき若い女性・ビアと知り合います。 ちょっと調子のいい彼女は、少し手癖も悪く油断できませんが、なんとなく気に入ったエルネストは彼女を息子の部屋で寝泊まりすることを許し、ちょうどその時来た、友人の妻で、昔いい関係になるそうだったルシアから来た手紙の返事を書かせることにします。
それは、友人の訃報と、どうやらエルネストに会いたがっている感じだったんです。
 
今作は、なかなか老人の踏ん切りを描いている、何かわかるようなお話ですね。 いつまでも一人暮らしをしたいところでしたが、老いはそれを許しません。 でも、息子のところに世話になるのは、やはりどうしても認めたくないエルネスト。 彼の選択は清々しく、一番いい思い切りだったと思いますが、それは、ビアに対するちょっと変わった友情かもしれませんね。
 

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家を売り同居しようという息子だが

 

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そんな時ある手紙が

 

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隣人のハビエル

 

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しかし、ビアと出会い

 

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代読と代筆をしてもらい

 

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信頼が芽生えるが

 

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