2017年作品、アレックス・デ・ラ・イグレシア監督、ブランカ・スアレス マリオ・カサス ジェイム・オルドネス カルメン・マチ出演。
マドリードの交差点に店を構えるバルは、いつものように常連たちで賑わっている。そんななか、一発の銃声が鳴り響く。 バルにいたひとりの男の客が店の外に出た途端、頭を撃ち抜かれたのだ。 店内に残った客や店員たちはとっさに店の奥に避難するが、撃たれた男の様子を見に行った客も撃たれて殺される。 どこから狙われているかもわからない状況で外に逃げることもできず、客たちはパニックに陥る。
そのときふと外を見ると、道に転がっていた二人の死体と大量の血痕が跡形もなく消えていた……。
なかなかのシチュエーションホラーですね。
監督はアレックス・デ・ラ・イグレシア、「スガラムルディの魔女」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15095106 を記事にしています。
出演者はブランカ・スアレス、「私が、生きる肌」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/12142174 のノルマ役でした。
マリオ・カサスは、「その住人たちは」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/04/30/060000 が近作ですね。
物語はバルでいつものように集まる常連と、そこに数人の見知らぬ人間が入ってきます。 浮浪者のようなユダヤ人、ちょっとお高く留まった女性、そして謎の荷物を持った男。 しかしそれ以外は常連と、店主と従業員、しかしある客が店から出て行ったときにいきなり撃たれて倒れます。 おそらく殺されたであろう、まったく動かなくなりました。 そして様子を見に行った男も撃たれます。
パニックになる店内、そしてしばらくすると、店の外に人気が無くなります。 そして少し前に店に来てずっとトイレにいた男が、出てきて異様な風貌に変化していました。何かの感染症にかかっているのか? 店内は、何かの病原体に襲われ隔離されたと感じます。
今作は、正直本当のところはわからないんですね。 出口から出ると殺される、店内の人間は新たな出口を探しますが、さらには感染死した男の持ち物からあるものが見つかります。 そしてそれによって店内に争いが起きていくんですね。
何か今ならではの作品かも知れませんね。
ホームレスのようなユダヤ人
奇麗な女性も一見の客
そして、黙っている男
外で突然狙撃される
外に出られなくなった客たち
そして閉じ込められる