2017年作品、ニコール・ジョーンズ=ディオン監督、アンナ・ハー マーク・グロスマン フィリス・スピールマン出演。
2067年。 世界は70億人の死者を出して滅亡状態にあった。そ の中で、「反逆軍」と呼ばれる、世界滅亡後の新政府に対立する組織があった。 反逆軍では、過去に戻ってどうにか世界が滅亡しない方向に修正するために奮闘していたのだった。 そこに、二人の男女が現れる。 二人は、初めて過去にタイムトラベルするところだった。
過去に戻るシステム室は「Stasis」と呼ばれていて、過去に戻るためには死んでしまった人間の体に、自らの意識を移動させる…と言う手法が取られていた。
2067年から50年前の2017年。 エヴァ(アンナ・ハー)という15歳の女の子は、ちょっと非行に走りがちな少女だった。
ある日、知り合いたちでパーティーが開かれるというので、過激な格好をしてそのパーティーに向かう。 そのパーティー会場で、セックスが気持ちよくなるドラッグを2粒もらって飲むと、意識が急に遠のいてその場に倒れてしまった。
その後、エヴァは自分の家に戻ると、なぜか自分の部屋にもう一人の自分がいるではないか。 思わず家の呼び鈴を鳴らすと、母親が出てきた。 驚いたことに、エヴァの姿が見えていないらしい。
そう、どうやらエヴァは死んでしまって魂だけになってしまったのだった。 代わりに、エヴァの体を乗っ取っているのは未来からやってきた反逆軍だった…
心霊物とSFが混じったような作品でした。
監督はニコール・ジョーンズ=ディオン、初監督のようですね。
主演はアンナ・ハー、もう1本出演作があるようです。
ランサー役はマーク・グロスマン、今作のみのクレジットです。
物語は今から半世紀後、世界の多くは滅亡しており、独裁的な新政府が存在しています。 しかしレジスタンス活動をしている反逆軍がタイムスリップして、何とか過去を変えようとする計画がありました。
しかし、肉体ではなく精神、魂を飛ばし、死んだ直後の肉体に入っていくというやり方で、体は未来において保存しておくという方法でした。 もちろん新政府軍も、黙って見てはいませんでした。
死んだ人間は通常はそこで終わりで、登場はしませんがエヴァの精神というか霊魂は残っているんですね。 そして何とか肉体に戻ろうとしますが、もうしっかりと未来人が入り込んで、そして年齢もエヴァよりずっと上なので、生活がぎくしゃくし始めます。ここが面白いところであり、また、ちょっと「マトリックス」 に似ているところがあります。
50年後世界は瀕死状態だった
そこで反逆軍が
過去に戻り世界を変える計画を
エヴァの体に
しかし彼女の魂はとどまっていた
なんとか元に戻れないか?