2020年作品、綾部真弥監督、武田玲奈 佐藤大志 豊嶋花 辻本達規出演。
給食を愛してやまない“給食絶対主義者”の教師・甘利田幸男(市原隼人)。 彼は同じく給食マニアの生徒・神野ゴウ(佐藤大志)と、“どちらがおいしく給食を食べられるか”というバトルを日々繰り広げていた。
そんなある日、校長の渡田寛治(酒向芳)に呼ばれ、校長室に向かう。 そこにいたのは教育委員会から来た一人の男(直江喜一)。 鏑木と名乗った男は、これは決定事項なのだがといい、給食をやめ弁当にするという話をし始める。 小学校と中学校と、両方の給食を供給するのが困難になるということで、これは覆せないと冷たく言い放つ鏑木。 もちろん甘利田は給食の重要性、給食愛を語るのだが、まずは一日おきに弁当にして、一定期間後の廃止となる予定だと言われる。
なぜ自分が呼ばれたのかと校長に聞く甘利田だが、校長は給食を誰よりも愛しているのが甘利田だからと優しく言われてしまうのだった。
ショックを隠せず、教室に戻る甘利田だったが、何か思いつめた表情の神野がいた。 そして産休補助の御園先生(武田玲奈)が新しい給食委員を決めるることになると生徒に言うと、誰もが神野を推薦する。 喜ぶかと思いきや、彼は驚くことを言う。 自分は生徒会長に立候補すると宣言するのだった。 ふつうは2年生がなるべき生徒会長、しかし彼はある思いから立候補を決意していた。
しかし甘利田は、まだ給食廃止を生徒に言ってはいけない。 彼の公約は実は…
ドラマ編を見たのは、正解でした。 見事な完結編の映画でした。
監督は引き続き綾部真弥、「人狼ゲーム クレイジーフォックス」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15485282 から始まったこのシリーズ以外でも見たい作品がある監督です。
主な出演者は引き続きドラマからの流れで出演していますが、教育実習生で佐野正輝役で水野勝、「DTC -湯けむり純情篇- from HiGH&LOW」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15709473 を記事にしています。
物語は大きな局面を迎えます。 教育委員会から給食廃止の命令が来ます。 校長から教職員の代表で一緒に話を聞いた甘利田。 憤りと大きなショックで、悩みまくる甘利田ですが、教室では、神野が生徒会長に立候補したいと宣言します。 それは給食改革、生徒が考えるメニューを取り入れてほしいという彼ならではの考えからでした。
神野に言うべきか迷う甘利田、選挙演説の時が近づいてきます。
今作は、給食の在り方、そしてそれぞれの自治体単位の教育委員会の方針が読み取れますね。 私は小学生の時に転校して、別の市に移動したんですが、実はもし転校しなかったら中学からは弁当になっていたようです。 しかしさらに中学では別の地域に引っ越して、そこでは給食がありました。
私はどちらかというと弁当派だったので、親の苦労も考えず弁当を希望していました、反省しきりです。 でも時間が経つにつれ、どんどん給食は進んでいきますし、米食が出てくる時代になって行ったのはよく覚えています。
この作品は1980年代、給食の器も懐かしいもので、これは良い企画のドラマでした。 続編は作りづらいラストでしたが、知恵を絞って続編もみたいところですが、神野君が出ないといけませんね。
給食を愛する甘利田
バケツを持って廊下に立たせ、時代遅れだと言われる
神野が会長に立候補すると言い出す
そして甘利田は校長に呼ばれ
教育委員会からの鏑木と会うと
選挙戦が始まりクラス一丸で神野を応援する
そして立会演説の直前に・・・