線路に寝ていて捕まっていた男が留置所から出てくる。 午後3時20分。共同経営の自動車修理工場に行く。 シベリアで石油を採掘する話があり、結婚してそれに行くので修理工場を辞める。
愛のためにすべてを捨てる。 自分の持ち分を売るから旅費のために金をくれと言う。男がカフェに行くと『過去のない男』のときと同じバンドのマルコ・ハーヴィスト&ポウタハウカが演奏をしている。
関係を知っている店主が厨房から女を呼ぶ。 テーブル並んで座った2人。 一緒にシベリアに行こう。 結婚しようと。
駅へ向かう2人。宝石店で指輪を買い、3時30分のモスクワ行きの列車に乗る。 車室で外を眺める男。何を見てるの?、と問う女に「まだ祖国があるかどうかを」と答え、向かいの席から女の隣に席を移す・・・
さて後編のようなもう1本のこの作品は、アキ・カウリスマキ監督ですね。
「イデアの森」 でもそうでしたが、みな10分位の中に自分らしさを出していて、マキ監督も彼らしさが充満しています。 映像もそうですし、展開も、そして配役も監督ならではです。
しかしこの2本とも、よく渋い監督を集めたものですし、こくのある作品を作る監督の奇跡のオムニバスだと思います。
もちろん中には難解なお話もありますが、それも個性かもしれませんね。
共同経営をやめ、取り分を貰う
そしてバーに行き
彼女を連れ出す