anttiorbの映画、映像の世界

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葬式の名人

2019年作品、樋口尚文監督、前田敦子 高良健吾 白洲迅出演。

28歳の渡辺雪子(前田敦子)は木造アパートで息子・あきお(阿比留照太)と二人で暮らしていた。 頼れる身内もいない雪子は、工場で働きながらたった一人であきおを育てているため、彼が熱を出しても仕事を休むわけにはいかないのだった。
一方、母校で野球部の監督をしている豊川大輔(高良健吾)、弱小野球部で、他の盛んな部活にグランドを譲る肩身の狭い存在が野球部だった。 そんな時、ふと懐かしい顔が、豊川とバッテリーを組んでいた元エースの吉田創だった。 転がったボールを取ると、こちらに投げ返してきたが、打球が頭上を越えていくと、それを追おうとした少年の後を追う吉田。しかしそこにトラックが。
野球部で吉田とバッテリーを組んでいた豊川大輔ら、旧友たちが遺体の安置所に集まった。 高校時代、ピッチャーだった吉田は、地方予選決勝で右腕を故障して棄権し、野球を断念していた。 卒業後の彼のことは、両親すら良く分かっていなかった。
遅れて、雪子のところにも連絡がいく、当初忙しいから行かないと言っていた彼女も遅れてやってきたが、豊川はなぜか彼女には冷たい態度を取るのだった。
その無念を知る豊川は、「吉田をもう一度、母校・茨高(いばこう)へ連れて行ってやりたい」と提案する。 なかなか葬儀会場の予約が取れないせいもあった。
吉田の棺桶をかついで茨木の街を練り歩き、久しぶりに母校を訪れ、思い出話で盛り上がる。 しかし、ここで熱血漢の豊川がささいなことで葬儀屋と喧嘩をしてしまう彼らは母校の中で、吉田のお通夜を行うはめになる。
僧侶(栗塚旭)の読経も終わり、いよいよ吉田に別れを告げる時、雪子があきおにある真実を告げ…
 
原案はなんと川端康成なんですね。『葬式の名人』のほか『十六歳の日記』『師の棺を肩に』『少年』『バッタと鈴虫』『片腕』などの川端康成の短編小説をモチーフに散りばめられています。
監督は樋口尚文、「インターミッション」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/11773997.html というある映画館のオマージュ作品を撮っています。
主演は前田敦子、「旅のおわり世界のはじまり」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15980071.html が近作ですが、撮影はこちらのほうが早かったみたいですね。
高良健吾は「人間失格 太宰治と3人の女たち」  https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2019/09/27/060000 に三島役で出演していました。
 
物語は、結構生活がギリギリの母子家庭、雪子とあきお。 そんな時訃報が飛び込んできます。 実はその男性は高校時代の同級生、野球部のエースで、その時だけはこの野球部は甲子園にあと一歩までいったんですね。 その時のキャッチャーが豊川でした。
彼は葬儀も自分主体で、悲しみにくれる彼の両親に変わってどんどん仕切って行きますが、軽薄そうな葬儀屋はなかなか式場を抑えられず、そうこうしているうちにとうとう自分達でやっちゃうことに。そんな時身寄りのない雪子は、自分は葬式の名人だと言い始めます。
 
今作は、茨木市市制70周年記念事業として、茨木市が全面協力で製作された作品なので、先行公開が現地でされたようです。 関東では規模が少なくちょっと苦労しましたが、あっちゃんの母親役が何か板についています。
このころはまだ出産前だと思いますが、もう母となることを自覚しているような感じさえ見受けられます。 後半はちょっと不思議な展開もありますが、ほのぼのとした中で、生活観のあるお話です。
 

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弱小野球部の監督をしている豊川

 

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そこに現れた元エース

 

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しかし直後の事故で

 

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葬儀の前に母校に

 

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そしてあきおが呼ばれ

 

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あることを教えられる

 

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