1986年。 テレビでは何百万人もの人々がカリフォルニアからニューヨークに渡って手を繋ぎ巨大な一本の線を作り出している様子が放映されていた。 それは飢餓に苦しむ人々、ホームレスの人々への支援基金を集めるための “ Hands Across America ” という試みなのだった。
その頃、少女アデレード（マディソン・カリー）は両親とともにサンタクルーズに位置するビーチの上の遊園地を訪れていた。 母親がトイレに行き、父親がシューティングゲームに夢中になっている最中一人で砂浜のミラーハウスに入ったアデレード。 不気味な館の中で彼女は自分にそっくりな少女と出会う。 ミラーハウスを出て両親の元に帰ったアデレードはショックのあまり失語症となってしまった。
そして現在、大人に成長したアデレード（ルピタ・ニョンゴ）は失語症も克服、夫のガブリエル（ウィンストン・デューク）とゾーラ（シャハディ・ライト＝ジョセフ）、ジェイソン（エヴァン・アレックス）の2人の子供と暮らす母親になっていた。 ガブリエルは陽気な性格、ゾーラはスマートフォンに夢中なティーンエイジャー、ジェイソンはチューバッカのお面がお気に入りの少し変わり者の少年。
夏、一家はアデレードが幼少期を過ごしたサンタクルーズにある家を訪れた。 ガブリエルはビーチに出かけようとはしゃぎ、アデレードは幼少期の記憶から嫌がるが渋々ながら家族と共に出かけ琉ことにしたが、夕方には引き上げようと言っていた。
一家はそこで友人のタイラー（ティム・ハイデッカー）一家と落ち合いまうジェイソンはビーチで遊んでいる最中、浜辺に不釣り合いな大きなコートを着て腕を大きく広げて立つ男を見る。男の手からは血が滴り落ちていた。
夜、アデレードは夫ガブリエルに、昔のミラーハウスでの出来事とトラウマを負ったことを打ち明ける。 ガブリエルは彼女をなだめながらも、あまり真面目に取り合おうとしないのだった。
そこで停電が起こり、ジェイソンは玄関先に4人の不審者が立っていることに気がつく。 ガブリエルは何度か不審者4人組を追い払おうとするが、警察を呼ぶといった瞬間に彼らは部屋の中へ押し入ってきた。
そしてなんと、侵入者たちは一家とそっくりな人間たちだった！・・・
これは謎の予告編でしたが、ネタバレを多少してもなぜ？ が頭に来てしまいます。
ウィンストン・デュークは、上記の作品からの流れで「アベンジャーズ／エンドゲーム」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15946428.html でエムバク役をしていましたね。
物語は、少女の時に遭遇したショッキングな出来事で、一時失語症になってしまった女性のお話です。 今はそれも解消し、二人の子供に恵まれています。 しかしやはりちょっと人付き合いが苦手で、家族といることのほうが良いと思っています。
彼女が味わった不思議な体験、あれは本当にあったことなのか？ 誰に話しても、夢を見たと思われてしまいますが、その芭蕉に来てしまい大きな不安を持っているアデレード。 そしてとうとう異変が起きます、謎の同じような4人が現れ、進入してくるだけでなく、暴力的な振る舞いを見せます。
今作は、どうして？ なぜ？ という部分が多いんですね。 はっきりと語られてはいませんが、なんらかの計画があり、それが途中で放棄されてしまったことからの反抗、反逆に見えるんですが。
ある程度の種明かしがあり、最後はちょっとゾクッとする終わり方。 でも謎は残る不気味な作品でした。
不気味な体験をしたアデレード
そして家庭をもち、懐かしい場所に来たアデレード
昼間はビーチに
タイラー夫人のキティ
しかしその夜不気味な4人が現れる
それは自分達にそっくりな4人だった
