2017年作品、サミュエル・コラルデ監督、アンダース・ビーデゴー アサー・ボアセン出演。
アンダース(アンダース・ヴィーデゴー)は教師になる面接を受けていた。 合格ということで、候補地を決めるが、その中で彼が選んだのはグリーンランド東部にある人口80人の村、チニツキラークの小学校だった。 28歳の新人教師アンダースは、家業の農業を継ぐか否かを迷った末の “自分探し” の選択だったが、そんな甘い考えはすぐ打ち砕かれる。
始めは物珍しく近寄ってきた生徒たちは可愛いと思ったのもつかの間、言うことは聞かないし、一向に授業は進まない。 極寒の地の慣れない生活に加え、言葉も習慣も異なる10人の生徒たちとうまくなじめず教室は散々な有様になっていくのだった。
さらに “ヨーロッパのよそ者” への視線は厳しく、村人からも孤立していた。
そんなある日、生徒のアサー(アサー・ボアセン)が連絡もなしに学校を一週間欠席する。 アンダースは心配してアサーの家を訪ねると、祖父のガーティ(Gert Jonathansen)と犬ぞりで狩りの旅に行っていたという。
アンダースは祖母のトマシーネ(Thomasine Jonathansen)に毎日学校に来させるよう伝えるが、アサーの夢は猟師になることで、人生に必要なことはすべて祖父が教えてくれるとアンダースの意見を受け入れない。 デンマーク語を教える以外に、アサーのためにできることをアンダースは模索する……
グリーンランドの生活は苛酷ですね。
監督はサミュエル・コラルデ、作品を見るのは初めての監督です。
主演はアンダース・ヴィーデゴー、俳優さんではないようですね。
そしてアサー役の少年はアサー・ボアセン、彼も現地の少年でしょう。
物語は、家業を継ぐことを断念した青年アンダースのお話です。 3つある赴任地の中で彼が選んだのは極寒の地グリーンランドでした。 どうも故郷とは遠くはなれた地が良かったようですね。 でもそこは想像を超える苛酷な地でした。 しかし彼がつらかったのが、周りの人のよそよそしさでした。
事あるごとにデンマークとは違うと現地の言葉でバカにする住民、それは意味はわからなくても、アンダースの心はすさんで行きます。 そんな中アサーという少年が欠席をします。 そして彼の今の環境、そして、彼だけでなく、親とはなれて祖父母と暮している子供たちが結構いる事がわかってきます。
今作は、セミドキュメンタリーとして作られているんですね。 実際の演じている人たちは本名で出演、そしてほぼ実際の生活、そして仕事を撮っているんですね。 だからリアルであり、その分演技はたどたどしいんですが。
でもグリーンランドというオランダの植民地の特色を初めて知れる作品でした。
極寒の地、グリーンランド
教師として赴任してきたアンダース
アサーが欠席をする
彼は祖父とでかけていたという
学校の大切さを話すが
そして4人で犬ぞりで出かける