anttiorbの映画、映像の世界

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運命は踊る

2017年作品、サミュエル・マオズ監督、リオール・アシュケナージ サラ・アドラー ヨナタン・シライ出演。

イスラエル・テルアビブのアパートに暮らすミハエル(リオール・アシュケナージ)とダフナ(サラ・アドラー)夫妻のもとに、息子ヨナタンの戦死の報が届けられた。 ダフナはショックのあまり気を失い、軍人たちに薬を投与され、寝室に運ばれる。 全てを一人で受け止めなくてはならないミハエル。 軍人たちはミハエルに健康を保つために一時間おきに水分をとるようにと告げ、親族に知らせるのを手伝いましょうか? と気遣う。
兄のアヴィクドル(Yehuda Almagor)が駆けつけるが、ミハエルは親族に連絡するのはいいが、誰も呼ばないでくれと言い、母親が暮らす施設を訪ねる。 「ヨナタンが死んだ」 と告げても母は顔色一つ変えない。 意味がわかっているのかと問うと、理解していると母は応える。 そして、「アヴィクドル」 と呼びかけミハエルを抱きしめるのだった。
ミハエルは娘のアルマ(シラ・ハース)に電話をかけるが、なかなかつながらない。 親族を呼ぶべきだと助言する兄に、ミハエルは抵抗して大声をあげてしまう。
葬儀に関する打ち合わせのため、従軍ラビがやってきた。 話が進むにつれ、ミハエルにはある疑問が浮かんできた。 「遺体はあるのですか?」 そう尋ねてもラビははっきりと答えようとしないのだった。 「遺体はないに違いない」 と憤怒するミハエルを兄が 「我々は無神論者だ。 忘れるんだ」 と慰める。
そんな中、再び軍人が現れ、「フェルドマンさん、お詫びをしなければなりません。 大変な間違いをしてしまいました」 実は戦死したのは、同姓同名の別人だった。 抑えていたミハエルの感情が爆発してしまう。
「今すぐ息子を連れ戻すんだ!」 ダフナが目覚めて、興奮する彼を必死でなだめようとする。 ダフナは息子が生きていた喜びでいっぱいだったが、ミハエルは軍隊を信用できないと言って、頑なに息子の帰宅を主張するのだった。
その頃、ヨナタンは、イスラエル北部の前哨基地で戦闘のない日々を送っていた。時折やってくる車を検問するのが主な仕事。 身分証明書を確認し、通行を許可するだけの単調な日々。 彼らが寝泊まりするコンテナは、毎日、少しずつ傾いており、突然大変なことが起こるのではないかと、不安を感じているのだが、皆、手をこまねているだけで、何もしようとしない。
そんなある日、検問所に若い四人連れが乗った車がやってくる。 何事もなく手続きが終わろうとしていた矢先、思いがけない展開が待ち受けていた。
運命のいたずらに彼らは容赦なく飲み込まれて行くのだった・・・

“運命のいたずら” でも邦題は良かった、そんなお話でした。
監督はサミュエル・マオズ、過去作が1本あるようですが、未見です。
主演はリオル・アシュケナージ、「オオカミは嘘をつく」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15659476.html を見ています。 これもシュールな展開でした。
そして妻役でサラ・アドラー、彼女は初めて見ますね。
そして死んだといわれたヨナタン役でヨナタン・シレイ、彼は初出演でしょうか?

物語は、息子が戦死したという知らせが届く事から始まります。 卒倒する母、そして呆然とする父、軍の関係者は労わりながら、葬儀の打ち合わせに入り始めます。しかしなかなか現実を受け入れられない家族。 しかし程なくして、戦死は間違いで、同姓同名の人間だった事が知らされます。 軍に不信感を持っていたミハエルは、それを確かめる為に、息子を呼び戻せと激怒するんですが。
この作品は、2つのシチュエーションで展開していきます。 振り回される家族達と、偏狭の国境で淡々と任務をこなす息子。 しかしヨナタンのほうに事故が起こるんですね。 それと帰還命令が悲劇を呼びます。
本当に運命のいたずら、踊らされる家族といういたたまれないお話ですね。

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この後倒れる母

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飼い犬に八つ当たりをする父

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途方にくれる家族だったが

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彼は生きていた

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偏狭にの地で傾いたコンテナーで

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そして事件が起きる

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