anttiorbの映画、映像の世界

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テレフォン

1977年作品、ドン・シーゲル監督、チャールズ・ブロンソン リー・レミック ドナルド・プレゼンス タイン・デイリー出演。
1月10日、モスクワ。市内の閑静なアパートの中に銃を手にした男達が消える。指揮をとっているのは、KGB長官ストレルスキー将軍(パトリック・マギー)と、副官マルチェンコ大佐(アラン・バデル)。だが逮捕しようとしたダルチムスキー(ドナルド・プレザンス)はいなかった。1月17日、アメリカはコロラド州デンバー。ハイウェイ沿いの修理工場に電話が鳴る。出た店主に、「森は美しく、暗く、深い。だが誓いを果たし、眠るまでの道は遠い……」。この言葉と共に、暗示にかかった男は、隠してあった爆弾を車に積み陸軍基地に車ごと乗りこみ、基地は大爆発をおこした--。1月18日、バージニア州CIA本部。CIA副長官サンドバーグ(フランク・マース)は、この事件を知るが、この機能の停止した基地を選んだ理由がつかめなかった。そんな彼のところへ、コンピューター・プログラマーのドロシー(タイン・デイリー)が、最近ソ連で24人もの極論派のスターリン主義者が粛清されたことをつたえる。1月20日フロリダ州アパラチコラ。小型機でチャーター業をしている男の所に、例の電話が……。でも小型機の海軍基地への体当りは失敗した。このニュースをTVでみて愕然とした男がいた。ダルチムスキーだ。1月24日、モスクワ。KGB本部にボルゾフ少佐(チャールズ・ブロンソン)がよばれる。そこで彼は、アメリカでの一連の事件を聞かされ、ダルチムスキー殺害を命じられた。事件の背景とは、まだ米ソが冷戦のころ、KGBにより洗脳された51人の人間がアメリカに送りこまれ、命令により破壊活動をするようにされていたのだ。だが、今の時代となっては、この『テレフォン作戦』も必要なくなった。しかし、ダルチムスキーはこの51人をリストアップしてアメリカへもぐりこんだのだ。早く彼を殺さねば……。
米ソ冷戦時代のお話ですね。

 

物語はKGBが暗躍するお話ですが、それから時代が変わり、その狭間のお話ですね。電話が暗号、そして暗示になっており、それがかかるとミッションを遂行するというKGBの作戦ですね。しかし時代がスターリンの独裁政治が終りを告げ新たな段階になってきています。
今作は、あの恐怖政治のスターリン時代は、いかに恐ろしかったかの一端が見えるお話ですね。別作品で彼がいなくなった後の混乱を滑稽に描いた作品がありますが、対外的にも、おそらく混乱はあったでしょうね。
しかしこの10年後にさらに大きな激動が来ますね。
 
 

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冷戦時代

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KGBが暗躍する

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アメリカでの作戦を

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電話で司令

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そして実行してしまう

  

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