その玄関のドアを開けた先に立っていたのは、高校時代の恋人・春香(真田麻垂美)だった。 23年ぶりの再会。 彼女に家族がいることを知りつつ、撮影へ連れ出すリョウスケ。
リョウスケのお気に入りの小屋で、雨宿りをしながら話すうちに高校時代の気持ちを思い出していく春香。 静かな時間の中で縮まってゆく2人の距離。
翌々日には北海道を離れなければならないリョウスケは、もう1日だけ一緒に過ごしたいと春香に頼むが……
これはなかなかもどかしく、淡い夢のような恋愛作品でした。
いきなりの再会、お互いなにか引っかかっていた心の棘が合ったようで、彼女を誘い、撮影に連れ出してしまうんですね。
今作はドロドロとした展開にはならず、なにか高校時代のままの二人がもどかしくもあり、清々しくもあるんですね。
男のほうがもっと行くのかな? そういう展開が思い浮かびますが、そうならなかったわけはラストにあるような気がしますが、彼女の空港での選択は物悲しいですね。
再会した二人
仕事につき合わすリョウスケ
そして花を
高校時代もこんなことを
まだ愛し合っている二人はそれに気がつく