新宿でヤケ酒をあおった勢いで奇妙な二人組の “巨乳男”、ヨッちゃん(風間ルミ)に因縁をつけてしまい、ヨッちゃんに追い回される。
息も絶え絶えに逃げる内山が歌舞伎町の廃墟ビルの一室に転がり込むと、そこには打ち捨てられたマネキンが山のように積み重なっていた。 赤い灯りが点り異様な光景にたじろぐ内山だが、マネキンの中にセーラー服を着た美少女フィギュア(佐々木心音)があるのを見つける。
恐る恐る手を伸ばすと、そのフィギュアは心臓の鼓動はないもののまるで生きているかのようにぬくもりもやわらかさもあった。 精巧な作りに感心しながらフィギュアを触るうちに、内山は安らぎを感じる。
あわやというとき、フィギュアが動き出して内山を助けるかのように三人組に襲いかかり、ついには奪った銃で彼らを射殺する。
地獄のような一夜が明け、目を覚ました内山の隣りには、件の美少女フィギュアが横たわっていた。 昨夜の地獄のような出来事の痕跡はないが、戦っているときに美少女フィギュアが負った怪我を内山が手当てした跡が残っていた。
昨夜の地獄絵図は夢だったのか現実だったのか釈然としないながらも、フィギュアを自宅へ運び込む内山。 フィギュアに心音(ここね)と名前をつけ、フィギュアとの奇妙な生活を始める。 しかし、あの地獄はまだ終わっていなかった…
これはなかなかシュールな作品ですね。
監督は石井隆、「GONIN サーガ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13498764.html そしてその初回版の 「GONIN」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13492399.html と撮っています。 このシリーズはなかなか好きでした。
主演は柄本佑、「ねことじいちゃん」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15902086.html が近作ですね。 しかしこの兄弟は、いい味を出しますよね。
物語は、人生に行き詰った男の幻想のような数日の物語です。 もしかしたらたった一夜だったかもしれません。
自棄酒を飲んで、絡んだ相手が悪かった。 レズの男役の太った女は、ガチガチの格闘家の様な奴で、とことん追いかけてきます。 そこに逃げ込んだのがマネキンの捨て場のようなところでした。
そこに一体、精巧なフィギュアがありました。 温かみさえある彼女に惚れてしまう健太郎ですが、しかしやはり追ってくるヨッちゃん、しかしここには別のやくざが3人隠れていたんです。 まず、ヤクザとヨッちゃんが遭遇して戦闘に、そしてとうとう。
今作は監督の色がよく出ていましたね。 キャストもなかなか個性的で、なんと行っても心音ちゃんが大胆すぎる役でしたね。 ほとんど全裸での演技、良く引き受けましたね。

間一髪のところを救ってくれるフィギア

彼女を家に運び

