anttiorbの映画、映像の世界

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昼も夜も

2014年作品、塩田明彦監督、瀬戸康史 吉永淳 碓井将大 須賀健太出演。

千葉県の郊外。 2年前に他界した父が遺した中古車販売店を引き継いだ真野良介(瀬戸康史)は仕事の傍ら蒸発した母の代わりに幼い妹の面倒を見る暮らしを送っており、姉(篠原ゆき子)のスナックで酒に口をつけることなく愚痴をこぼす日々を送っていた。
そんなある日、良介の店にどうやら男に置き去りにされた様子の見知らぬ女(吉永淳)がどかどかと入り込んできた。 良介はあまりにも態度の悪い彼女にバスで帰るよう告げて追い払う。 女は一旦徒歩20分ほどの位置にあるバス停に向かったものの、本数が少ないことを理由に再び店に舞い戻り、売り物であるはずの1台の中古車に勝手に乗り込むと、「この車、私が買う」 と言ってそのまま車内で寝てしまった。
仕方なく良介はその車で彼女を東京まで送ることにしたのだが、女は口やかましく先程の男のことなどを語り続け、良介に礼を言うことなく夜の街へと消えていった。
数日後、また先日の女が良介の店に現れ、そのまま先日の車で寝てしまっていた。たまたま休日だった良介は従業員のケンジ(碓井将大)から連絡を受け、彼女が目を覚ましたら駅まで送るよう指示する。
ケンジは女を海に連れて行こうとしたが、女は途中で車を降りると自分の名が “シオリ” であることを明かし、車の受取書を書くよう良介に伝えてほしいと告げると行きずりの車を引っかけて去っていく。 
急遽店に顔を出した良介にケンジは受取書のことは伝えるものの彼女はちゃんと駅に送ったと嘘をついておいた。 どうもシオリのことが気になる良介は、彼女はまたこの店にやって来るのだろうかと思っていた。
しばらくしてシオリは三度この店に現れ、「あんたの女になろうとは思ってない」 と言いながらも例の車に乗り込む。 良介は仕方なしに従業員のヨシオ(須賀健太)に彼女の世話をするよう命じるのだった・・・

何か不思議なお話でした。
監督は塩田明彦、「抱きしめたい -真実の物語-」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/11051113.html 「この胸いっぱいの愛を」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/2665229.html と記事にしています。
主演は瀬戸康史、「寝ても覚めても」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15673090.html が近作です。 今朝ドラに出演中。
そして吉永淳、今は “阿部純子” という名前の表記になっているようです。 「孤狼の血」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15517141.html に出演していました。

物語は、ある日突然やってきた女と、中古車販売店の若社長のお話です。 男と言い合いで車から降ろされた女、後になってシオリと名乗りますが、横柄な彼女をバス停まで送っていく良介でしたが、彼女はあまり来ないバスのため、戻ってきて、1台の車に乗り込み、1000円で手付金だといってその車を買いたいと言い出します。
仕方なく送っていく良介、でも行き先は東京、でもとっとと降りて消えていきます。
そしてまたふらっと現れ、車に乗り込みます。 そしていつしか彼女はいついてしまうんですね。
実は良介には恋人がいるんですね。 そしてその女性は寝たきりで意識不明になっていました。 このままここに住みつき、良介の姉の店で働き始めますが、そして男に誘われ、消えてしまいます。しかしその後彼女のあるうわさが立ち始めます。

今作は劇場未公開のようですね。 でも70分尺ですが、なかなか面白いドラマでした。 謎のまま消えていくシオリ、でもいい余韻を残して終わるなかなかのドラマでした。

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父の家業を継いだ良介

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迷い込んできたシオリ

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何度でもやってくる

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そして彼はあるところに連れて行く

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