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ヒッチコックの ファミリー・プロット

1976年作品、アルフレッド・ヒッチコック監督、カレン・ブラック、ブルース・ダーン、バーバラ・ハリス、ウィリアム・ディベイン、エド・ローター、キャスリーン・ネスビット、キャサリン・ヘルモンド出演。

アメリカのある大都市の高級住宅地。 ジュリア・レインバード(キャスリーン・ネスビット)という金持の老嬢の邸に、降霊術師ブランチ・タイラー(バーバラ・ハリス)が呼ばれた。 ジュリア・レインバードは、40年前、彼女の妹のハリエットが生んだ父なし子の男児を、見知らぬ他人のもとへやってしまった。 だが、ハリエットが死に、血のつながった身内が、この甥1人になってしまった現在、何とかしてこの甥を探し出し、自分の財産を譲ってやりたいと思い、ブランチに甥を見つけ出してほしい、と依頼したのだった。
レインバート邸を辞したブランチをタクシーが待ちうけていた。 その運転手ジョージ・ラムレイ(ブルース・ダーン)は、ブランチの情夫であり、しかも、彼女の霊のお告げというのは、すべてジョージが探偵もどきにかき集めた情報で、ブランチはその情報を神がかり的演技で言っているにすぎないのであった。
2人を乗せた車が、危うく若い女を轢きかけた。 この女、フラン(カレン・ブラック)は、警察のパイロット養成所に入り、1粒のダイヤモンドを受け取ると、警察に準備させたヘリコプターに乗って、とあるゴルフ場に着陸させた。 ここで彼女を待っていたのはアーサー・アダムソン(ウィリアム・ディヴェイン)で、ダイヤが本物であることを確認すると、車で逃亡した。 この2人、実は億万長者を誘拐し、その身代金としてダイヤを受け取ったのだった。
市内の隠れ家に戻って来た2人は、ダイヤをクリスタルのシャンデリアの中に隠した。 一方、ジョージは、ジュリア・レインバードの甥を養子にしたという夫婦の消息を追って、バーロー・クリークという田舎町にやって来た。
だが夫婦子供とも既に死んでおり、確かに墓まで建てられていた。 しかし、息子・リチャードの墓石が新しいことに気づいたジョージは、墓石屋からジョージの墓の下には何も埋まっていないことを聞き出し、さらに役場にリチャードの死亡証明書を申請したマロニー(エド・ローター)といううらぶれたガソリン・スタンドの経営者に目をつけた。
そのマロニーが、色々と嗅ぎまわっているジョージのことを報告した相手は、表向きは宝石店を経営しているアダムソンだった・・・

久しぶりにヒッチコック作品を。 これが彼の最後の作品という事で、正直ヒッチコックらしさがどうなのかな?
今作はブルース・ダーンとバーバラ・ハリスのコンビと、カレン・ブラックとウィリアム・ディベインのコンビが同時進行で各々悪だくみをしているというお話。
ブルース・ダーンはいまだに頑張って作品に参加していまして、「ヘイトフル・エイト」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13946219.html 「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/11862365.html に出演、枯れた味を見せています。 カレン・ブラックは、「マーダー・ライド・ショー」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13423983.html 「スペース・インベーダー」 に出演していますね。
物語はこの後、二つのコンビがだんだんと結びついて行きます。 ブランチとジョージはジュリアの依頼を成し遂げると御礼を1万ドルもらえることから、死んだかもしれない甥を見つけようと躍起になりますし、フランとアーサーは宝石泥棒をしながら宝石店を経営するという、こっちは根っからの犯罪者なんですね。
しかしこのアーサーというのが実は…というお話です。
ついヒッチコックの登場シーンを見逃しましたが、出ていたんでしょうか? 知っている方は教えてください(^^)

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人質を取り宝石を盗む女
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くすねた宝石を隠す二人

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一方老婦人から謝礼を受け取るために

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甥を探すジョージだが、

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二人は思わぬことに巻き込まれていく

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