anttiorbの映画、映像の世界

不定期で、旅ブログも立ち上げます!

王朝の陰謀 判事ディーと人体発火怪奇事件

2010年作品、ツイ・ハーク監督、アンディ・ラウ ウィリアム・フォン ケニー・リン カリーナ・ラウ出演。

紀元689年、唐王朝の時代。 皇宮のある洛陽の都では、天にも届く巨大な仏塔 “通天仏”の建立が着々と進んでいた。 弥勒菩薩像をかたどった通天仏は、則天武后(カリーナ・ラウ)の顔を模しており、それが完成する日、彼女は中国史上初の女帝の座に就く。 つまり、通天仏は最高権力者の象徴だった。
しかし、そんな記念すべき日を前に、武后の権威を脅かす不可解な殺人事件が頻発していた。 それは、突然、人体が炎を発し、真っ黒な灰と骸骨だけを残して焼き尽くされるというものだった。
犠牲者がすべて政権に関わる重要人物であることから、犯人が武后の権威に挑む反逆者であることは明らかであった。 その謎を解明するために牢獄から呼び戻されたのは、判事ディー・レンチェ(アンディ・ラウ)。 類稀な知性の持ち主で、武術の達人でもあるディーは、8年前、皇帝の死を機に権力を握った武后を非難して投獄されていた。
しかし、事件を解決できるのはディーしかいないと考えた武后は、美しい側近のチンアル(リー・ビンビン)を監視役、野心家の司法官ペイ・ドンライ(ダン・チャオ)をその補佐役に任命。 ディーは自身に疑念を抱く2人と共に捜査を開始する。
犠牲者が焼死した通天仏の構内を調査したディーは、8年前に一緒に投獄され、片腕を失った旧友シャトー(レオン・カーフェイ)と再会。 通天仏建立の現場監督を務めていたシャトーは、犠牲者が発火、炎上する現場を目撃していた。 彼の言葉を手掛かりに、裏社会の情報屋が潜む地下世界 “亡者の市” に足を踏み入れることになった3人に、次々と刺客たちが襲いかかる。
化身術の使い手である宮廷侍医・ワンポー(テディ・ロビン)を救出した3人は、人体発火のトリックを突き止める。 だが、事件の裏には、王朝の権力を巡る恐るべき陰謀が…

さてこの1作目から則天武后のお話が始まるんですね。
監督はツイ・ハーク、出演作品として 「おじいちゃんはデブゴン」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14950524.html がありますが、もちろんゲスト出演です。
主演はアンディ・ラウ、ディー役ですが、近作出演としては、「グレート・アドベンチャー」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15456001.html ですね。
そして則天武后役でカリーナ・ラウ、このシリーズで一貫してこの役をしていますね。
そしてなんと言ってもリー・ビンビン、「MEG ザ・モンスター」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15679229.html が近作ですね。 美しいです!

物語は、中国史上唯一の女帝といわれている則天武后武則天の時代のお話です。 女帝というのはいいイメージがない中国ですが、夫の皇帝が亡くなった後、彼女が帝位につくんですね。 しかし、それを良しとしない勢力もあり、知性が混乱する前夜のような不穏な時代でした。
自らの治世の象徴として建立した通天仏、しかし建立前夜に奇怪な事件が起きるんですね。 人体発火現象、それも重要な国の要職についた人物が相次いでいきなり燃え盛り、ほとんど実態を残さないほど焼き尽くされて死んでしまいます。
始めの調べでは黄燐を使ったといわれていましたが、そうではないことも解り、呪い、ではないかということも囁かれます。
則天武后は、この解決の為に、あるお告げから、自ら遠ざけ罪人扱いにして流した、ディーを復帰させるんですね。 側近のチンアル、司法官のペイがディーとともに原因追及に乗り出すんですが。

今作は、近代でもいろんなところで起こった人体発火現象を、唐の時代に合ったとしたらどういう解釈になるか、そんな考えもあったかのようですね。
まあネタバレはびっくりな理由ですが、こんな手があったら要人暗殺がはびこるんではないでしょうか?

イメージ 1
人体発火現象で、犠牲者が

イメージ 2
そして女帝は

イメージ 3
ディーを復職させる

イメージ 4
チンアルとペイとともに

イメージ 5
捜査を開始するが

イメージ 6