anttiorbの映画、映像の世界

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天使のいる図書館

2017年作品、ウエダアツシ監督、小芝風花 横浜流星 森永悠希 小牧芽美出演。

奈良県中西部に位置する葛城地域。 吉井さくら(小芝風花)は、地元の図書館に就職、新人司書として “レファレンスサービス” という慣れない仕事にとまどいながら毎日を過ごしていた。 しかし、合理的な考え方を持ち、主観で物事を語ることを嫌う性格のさくらは、上司や同僚からなかなか理解してもらえず空回り気味。
そんな折、図書館に訪れた老婦人・芦高礼子(香川京子)から、さくらは1枚の古い写真を見せられる。 礼子がその写真の場所へ行くことを望んでいると思ったさくらは、礼子を案内しはじめる。 それをきっかけに、礼子は度々違う写真を持ってやって来るのだった。
やがて二人は、葛城地域の名所を巡るようになり、さくらは礼子と会話をしていく中で亡くなった祖母を思い出し、図書館の利用者の一人としてではなく、礼子のために頑張りたいという気持ちが芽生え始める。
だがある日、いつもどおり写真の場所へ連れて行く約束をしていたにもかかわらず、礼子は図書館に姿を見せなかった。 次の日、礼子の孫だと名乗る幸介(横浜流星)がさくらの前に現れ、礼子が入院したことを告げる。 やがて余命いくばくもないという礼子から、ある隠された想いが語られ…

これはなかなか面白い作品でしたね。
監督はウエダアツシ、作品を見るのは初めての監督です。
主演は小芝風花、「魔女の宅急便」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/11199648.html で映画デビューした彼女、いきなりの主演でした。 ただ、アニメが大ヒットしたので、風当たりは強かったと思いましたが。 近作は 「ガールズ・ステップ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13467324.html でした。
そして横浜流星、「キセキ -あの日のソビト-」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14721720.html が近作ですね。

物語はちょっと変わったさくらという女性のお話。 あまり興味のない職業についた彼女、本は嫌いではないですが、好きな書物は辞書、小説なんて全く読まない、いったいそれが本好きといえるのか? 人の心を読めない女性なんですね。
ある意味サービス業の図書館の司書、しかし型どおりでピント外れの対応しかできない彼女は、だんだんお荷物になって行きます。 しかしそんな彼女のところに現れた老婦人、彼女はその礼子にある宿題を貰います。 写真の場所探しでした。 それは彼女の秘密があり、ある人物につながっていくんですね。
これはなかなか切ないお話、過去には触れられたくない事がある、それは人間少しはありますが、とげが刺さったままでいいのかな? そんないいドラマ作品でした。

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変わり者といわれているさくら

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図書館の先輩達

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そこに現れた礼子という女性

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彼女は礼子と写真の場所に

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そして謎の青年

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そして礼子の秘密を知ってしまうさくら

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