anttiorbの映画、映像の世界

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華氏119

2018年作品、マイケル・ムーア監督、出演。

大統領選さなかの2016年7月、マイケル・ムーアは 『大統領選でトランプが勝利する5つの理由』 というエッセイを書き、変人扱いを受けながらもその予測を的中させた。
彼がトランプ大統領を取材するうちに、「トランプは‘悪の天才’。 感心するほどの狡猾さでトランプを笑っている私たちでさえ彼の術中にはめられている」 という驚愕の事実が分かってきた。
どんなスキャンダルが起こっても大統領の座から降りなくて済むように、アメリカの国民はもちろん、ジャーナリストやメディア、憲法や司法システム、さらには他国の政治や国民すら利用して仕組んでいるというのだ。
ムーアはすべてに歯止めをかけようと、本作でトランプ・ファミリーが崩壊必至のネタを大暴露し、トランプを当選させたアメリカ社会に鋭く切り込みを入れ、この暗黒時代をどう抜け出すかを示す・・・

この作品、公開のタイミングはバッチリでしたね。
監督、主演はマイケル・ムーア。 近作は 「マイケル・ムーアの世界侵略のススメ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14175659.html でした。 また昔の作品で 「華氏911」 がありましたね。 記事にしてはいません。

今作は、前回の大統領選挙から、ちょうど今の中間選挙前までを描いた作品になっています。 直前までヒラリーの勝利といわれていて、盛り上がっていましたが、しかし世界が驚いたトランプの逆転劇。 そしてそこから彼のパフォーマンス政治は世界中の人が知っていますね。 見所はそこですが、実はそうでもないところもありますね。
どうしてトランプが大統領選に出たのか? その背景には、アメリカのとんでもない恥部が各州にあるということからでした。 好き勝手をして更迭されない知事がいる、明らかに危険な水を放置する知事、実はそれはオバマ政権の時に行われていたんですね。
でも国家は見て見ぬ不利を最後にはするんですね。 ということは、オバマも、トランプも、対して変わらない。 ムーアの作品を見ると、アメリカのとんでもない部分が良くわかりますね。
この作品もお勧めです。

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アメリカはトランプを勝たせた

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どうして彼は勝ったのか?

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彼はその理由を調べに行く

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そこには各州、そして前政権から巣食ったアメリカの姿があった

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もちろんムーアは彼なりの戦いを挑む

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そしてもうひとつの大きなテーマ”銃社会

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