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愛しのアイリーン

2018年作品、吉田恵輔監督、安田顕 ナッツ・シトイ 河井青葉 ディオンヌ・モンサント出演。

地方の山村のパチンコ店で働く42歳の宍戸岩男(安田顕)は独身で、母・ツル(木野花)と認知症の父・源造(品川徹)と暮らしている。 同僚のシングルマザー・愛子(河井青葉)に気があるが、女性経験のない岩男にはどうすることもできなかった。
ある日、岩男は愛子から食事に誘われ舞い上がる。 しかし、愛子は他の男性従業員とも関係を持っていた。 岩男は愛子に告白するが、本気になられては困ると告げられる。
傷心の岩男が帰宅するとツルになじられ、さらにはボケていたと思っていた父からも、家を出て行くことが男だとも言われ、勢いで家を飛び出す。 そのまま岩男は姿を消してしまう。
その後源造はツルの為に椅子を作ってあげた直後に倒れ、そのまま亡くなってしまう。
その頃一方の岩男は、貯金の300万円をはたいてお見合いツアーに参加し、フィリピンにいた。 30人もの現地女性と面会をしていた。 しかしパニックになった岩男は、自棄になって18歳のアイリーン(ナッツ・シトイ)に決めてしまう。 彼女は貧しい漁村に生まれ、家族に仕送りをするために日本人との結婚を受け入れたのだった。 フィリピンで結婚式を挙げ、二人はすぐ日本に旅立つ。
岩男は、よりにもよって葬儀の最中に突然姿を現し、フィリピン人女性を嫁だというと、ツルは怒りを露わにする。 さらに、源造が生前に作った揺り椅子をアイリーンが壊してしまい、ツルは猟銃をアイリーンに向ける。 しかし、それをアイリーンが奪ってツルに向け、一触即発の事態になる。
家に戻れなくなった岩男とアイリーンはラブホテルで寝泊まりすることに。 アイリーンは岩男に体を許しておらず、いまだ二人は結ばれていない。
一方、二人の結婚を認めないツルは、密かに別の女性を岩男の妻にしようとしていた。 和解する振りをして二人を家に呼び、日本食でもてなすツル。 だが、岩男が留守にした隙に、自身もフィリピン人の母親を持つ塩崎(伊勢谷友介)が現れる。 外国人女性の人身売買に手を染めている塩崎は、ツルとの取引でアイリーンを連れ去る。 塩崎の車に乗せられたアイリーンを、岩男はカーチェイスで追い詰める。アイリーンを助けたい一心でツルの猟銃を発砲するが…

これは凄い作品ですね。 必見です!
監督は吉田恵輔、このところ、大胆な作品を続けて撮っています。 「ヒメアノ~ル」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14181600.html も凄かったし、「犬猿」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15407513.html もえぐかったですね。
そしてアイリーン役でナッツ・シトイ、最近躍進している女優さんとのことですが、Netflixでも出演作がみれるようですね。
そして母親役で木野花、「恋人たち」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14017126.html が見た近作となります。

物語は、田舎で暮らす女性には縁のない独身男のお話です。 今まで全く女性との付き合いができなかった岩男、もう40となり、母のツルは焦りまくってお見合いで何とか納めようとしています。 しかし岩男は子持ちのパチンコ屋の同僚の愛子が好きなんですね。 でも、彼女はヤリマン、体をもてあましている、しかし彼女のほうもその気がないわけではないんですが、岩男の押しが弱すぎるんですね。
そしてとうとう、岩男はある決断をしてしまいます。 いきなりフィリピンに行き、金で妻を買ってきます。 お見合いツアーというのは名ばかり、フィリピンの娘アイリーンは、家族を養うために妻となりますが、好きでもない男とはSEXはしません。 だんだん岩男は我慢できなくなっていきますが。
しかし基本優しい岩男は、それでも我慢を続けますが、ツルは日本人の娘と結婚させることをあきらめてはいません。 そこにある男が絡んできます。
途中までは笑える作品ですが、後半は一気にバイオレンスになって行きます。 誰がどこで間違えたのか? 誰もが幸せになろうとしてたのに。
悲しいラストが悲壮でした。

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女と縁のない岩男

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バツイチ子持ちだが憧れの愛子

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しかしボケた父に一括され

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彼女を妻にして帰国

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しかしはやくも大騒動に

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そしてその男が絡んでくる

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