しかしユダヤ人の中で、いろんな作業ができる人間を選ぶ。 優遇されるかもしれないということで、手を上げるユダヤ人たち。 しかし女性は髪を切られ、衣類を脱ぎ裸にされ、シャワーで洗浄と言われある個室に入る。 しかしそこはガス室で、女性たちは殺戮されていくのだった。
残った者には虐待と屈辱の日々が続く。 だがそこに秘かに脱出を企てるグループがあった。 彼らには強力なリーダーがいなかったが、1943年9月、ソ連の軍人でサーシャことアレクサンドル・ペチェルスキー(コンスタンチン・ハベンスキー)が収容者として移送されてくる。
そんななか、彼と仲間たちは前代未聞の反乱を計画。 それは収容者全員の脱出であった…
冒頭のシーンがまずは衝撃なんですね。
監督はコンスタンチン・ハベンスキー、今作は監督権主演で、初監督作品かもしれません。 出演作では 「デイ・ウォッチ」 を昔見たことがありますが、記事にはしていません。
物語は、この冒頭の女性たちをガス室に送るシーンが衝撃なんですね。 その前に貨物列車に詰め込まれ、送り込まれてくるんですが、そこから男女分け、そしてまずは人数減らしのように、女性たちを殺していく。 そして使える者を残して、何をさせるかというと、中には死体から貴重品をとってきて、自分たちのアクセサリーにするためにそういう技巧を持ったユダヤ人に作業をさせる。
始めは言われるがままに作業をしているユダヤ人もだんだん内容に気がついてくるんですね。
しかし抵抗すれば容赦なく殺されていく、たまに脱走を試みるユダヤ人がいますが、あっという間に地雷に引っかかり、銃殺されていきます。 そうなるとおとなしく殺されるまで生きていくという諦めの境地になっていくんですね。
しかし、そこに現れたのが、サーシャですね。 彼の指揮の元、だんだん計画が練られていくんですが。
しかしここは珍しく、大脱走が敢行された地であり、もちろんここはナチにとっては屈辱の収容所になったそうです。
この作品も壮絶でした。