anttiorbの映画、映像の世界

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オデッサ・ファイル

1974年作品、ロナルド・ニーム監督、ジョン・ヴォイト、マクシミリアン・シェル、マリア・シェル、メアリー・タム、デレック・ヤコブ出演。

1963年11月22日、西ドイツのハンブルグ。 久しぶりに母親の家を訪ねた帰り道、愛車を走らせていた新聞記者あがりのルポライター、ペーター・ミラー(ジョン・ヴォイト)は、突然入ってきたカーラジオの臨時ニュースに耳を傾けた。 それはケネディ大統領暗殺の衝撃のニュースだった。
そのとき、1台の救急車が彼の車を追い越して行った。 ミラーは反射的にその後を追った。 それはルポライターとしての本能のようなものだった。 事件はひとりの老人のガス自殺だった。 現場にはミラーの学校友達だったハンブルグ警察のブラント警部補がいた。
翌日、ミラーはブラントから老人が残した日記を入手した。 老人はドイツ系ユダヤ人で、その日記はラトビアのリガにあったナチ収容所での地獄のような生活を記録したものだった。 それを読むミラーの顔は青ざめ、額には油汗さえにじんでいた。
老人は、リガ収容所長だったSS大尉ロシュマン(マキリミリアン・シェル)の非人道的な残虐さを呪い、いつか復讐しようとしていたが果たさず、絶望のうちに自ら命を絶ったのだ。 ミラーはその老人に変わってその殺人鬼を捜し出す決心をした。
彼はまず、老人の仲間を捜し出しそこから “オデッサ” という恐るべき組織の存在を知った。 “オデッサ” とは、残虐の限りをつくした元ナチSS隊員で作った組織で、仲間を助けるためにさまざまな活動をしている秘密組織だった。
ナチ狩りから逃れ、身元を偽って社会にもぐり込んでいる元ナチSS隊員を法廷にかけさせないための、強力な結束が “オデッサ ” だった・・・

最近ナチに関する作品を多く見る機会がありますが、これも一つの検証ドラマ、そしてサスペンスですね。
監督はロナルド・ニーム、「ポセイドン・アドベンチャー」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14371544.html が有名ですが、今作はそのあと2年後に公開された作品ですね。
主演はジョン・ヴォイト、今作は若いですね。 もちろん今でもバリバリ出演作がありますが、近作は 「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14580458.html ですが、とにかくいろんな役で、善玉も悪役も両方熟す名優ですね。 今作は、かっこいい真実を探索する役でした。
物語は、重要なファイル「オデッサ」を探す任務に就いて行く彼のお話。この作品でも、ナチが戦後地下にもぐり、戦犯から逃れている実態を描いていますね。「顔のないヒトラーたち」 という作品は、検事としての立場の主人公が戦犯を暴いていくと言う実際の話でしたが、今作はその役目はルポライターが主人公ですね。
時代はケネディ大統領暗殺の時、世界が激動した時代ですが、この時代までナチの残党はいるという設定です。
実際、ヒトラーさえ生きているという都市伝説があるほど、ネオナチではなく、ナチの残党、あるいはその遺志を継いだ勢力が地球のどこかに潜んでいるというまことしやかなお話はあるようで、いつそういう国家主義、「ファシズム」 が復活してもおかしくない時代にもしかしたらなっているかもしれないような気がしてきています。
だから最近、もう一回ナチのやったこと、強制収容所の真実、ホロコースト作品が多いのかもしれませんね。

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大戦中に起こったある事件

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偶然手にしたファイル

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そこには恐るべき内容が

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そしてそのファイルの主の仲間を探し出し

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そして彼が危険な仕事をすることに

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