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君の膵臓をたべたい(アニメ版)

2018年作品、牛嶋新一郎監督、高杉真宙 Lynn声の出演。

他人に興味をもたず、いつもひとりで本を読んでいる高校生の『僕』(声:高杉真宙)。 人付き合いが苦手な『僕』はある日、盲腸の後の検診で病院に行った時、一冊の日記のようなものを拾った。 誰のものかと思い、開くとそれは “共病文庫” と記された一冊の文庫だった。
そして声をかけられた、「それ私の、中を呼んだ?」 そう聞いてきたのは、天真爛漫なクラスの人気者・山内桜良(声:Lynn)で、彼女が密かに綴っていた日記帳で、そこには桜良が膵臓の病気で余命いくばくもないことが記されていた。
彼女は、表情を変えない “僕” にちょっと意外だった感じで、そして今までとかわらずに笑顔を見せるのだった。 この文庫に書かれているのは本当なのかと聞くと、彼女は普通に本当だというのだった。
闘病中ということを隠し、クラスメイトには明るく振る舞いながら毎日を過ごす桜良と、そんな彼女の秘密を知った 『僕』 は、次第に一緒に過ごすようになっていく…

昨年実写化 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15060945.html され、浜辺美波がヒロインで、好演していました。
監督は牛嶋新一郎、主にアニメ作品の監督が多いですが、劇場公開作品は初監督のようですね。
“僕” の声をしているのは高杉真宙、実写作品では 「世界でいちばん長い写真」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15581717.html は良かった作品でした。
そしてヒロインの桜良の声はLynn、「メアリと魔女の花」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15024039.html に参加していました。

物語自体は、実写版とおなじですが、大人になった僕は描かれていません。 原作に忠実なんでしょうか?
しかし冒頭は、いきなり桜良の葬儀のシーンから始まります。 もう彼女が死んでしまうことがここで明かされます。
そして二人の出会いというか、近づくきっかけの病院シーンとなって行きます。
主人公の僕、彼は本当にただ本を読むことだけが趣味で、友達も作らず、だからといっていじめを受けてもいません。 空気のような存在、いるのかいないのかわからない、そんな存在でした。
しかし、ひょんなことから桜良が近づいてきて、同じ図書委員になり、そして休日につき合わされていきます。 しかし余命わずかなそれも女子高校生、普通だったら精神的に追いつめられ、おかしくなってしまうところ、家族以外には誰にも言わず、普通に生活している。 でもそんな彼女も、死ぬまでにやりたいことがあるんです。
ただそれをやるには付き合ってくれる人間が必要、でも自分がもうすぐ死ぬなんて言って、付き合ってくれる人間なんていませんよね。 たとえ付き合ってくれるにしても強烈なプレッシャーがかかります。
でも共病文庫を呼んでも動揺をしない僕、そんな理想的な人間と彼女は出会うんですね。
物語を知っている中で見たこの作品でしたが、高校生だけを描いたこのアニメ版、スッキリしていますし、とてもよかったです。

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病院で手にした共病文庫

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そして桜良は僕に近づいてくる

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しかし恭子が心配してくる

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僕は空気のような存在だった

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桜良に気遣う母

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