1973年、ビリー・ジーン・キング(エマ・ストーン)は、全米女子テニスチャンピオンとして活躍していた。 しかし、「全米テニス協会」 が女子の優勝賞金を男子の1/8にした事に不満を持つ 。ビリーは、説明を求めるが、的を得ない回答に腹を立て、独自に 「女子テニス協会」 を立ち上げ、「全米テニス協会」 に対抗しようとする。
元男子テニスのチャンピオン、ボビー・リッグス(スティーブ・カレル)はシニアのテニスプロの収入では生活が厳しく、妻のプリシア(エリザベス・シュー)の父親の会社で働いていた。 でも、ボビーは仕事にやり甲斐を感じる事も無く、プリシアに内緒で賭けテニスに興じ、日々の不満を晴らしていた。
ある時、ボビーは仲間から 「君とビリー・ジーン・キングが戦えば、面白い賭けになる」 と言われた事で、ビリーの事を気にするようになる。
「女子テニス協会」 を立ち上げたビリーは、友人でジャーナリストのグラディス・ヘルドマン(サラ・シルバーマン)のサポートを受け、スポンサーが決まり、女子テニスプレイヤーだけの選手権が決まるなど、順調に進んでいた。
新たな女子テニスのイメージを打ち出す為、グラディスは美容師やデザイナーを選手に付ける。 それもタバコ会社がスポンサーについてくれたからだった
ビリーは、担当美容師のマリリン(アンドレア・ライズボロー)に 「美人だ」 と褒められ、いい香りのする香水を付けて、オシャレなマリリンに、周囲の他の人間とは違う魅力を感じる。
そして、女子テニスの選手権が開催され、試合後にビリーは、自分の試合を観戦に来てくれたマリリンと夜の街に繰り出す。
遅い時間となり、帰れなくなったマリリンを、ビリーは自分の部屋に宿泊させることにする。 ビリーは、バイセクシャルのマリリンと一夜を共にするのだった。
夫がいる身のビリーは、マリリンとの過ちに戸惑うが、マリリンは気にしていない様子、そこへ1本の電話がかかってくるのだった・・・
これは事実なんですよね。 エキジビジョンマッチだと思っていましたが、結構マジなんですね。
監督はジョナサン・デイトン ヴァレリー・ファリスの共同監督。 「ルビー・スパークス」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12431421.html を記事にしていますが、もう1本共同監督作品があります。
主演はエマ・ストーン、「ラ・ラ・ランド」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14768092.html のイメージがまだ強いですが、彼女はもう第一線の人気女優で、そしていろんな役が出来ますね。 今作はビリー・ジーン・キング役ということで、男勝りで、めがねで、色気を消した役でした。
もう一人はアンドレア・ライズブロー、「スターリンの葬送狂騒曲」 ではスヴェトラーナ役でした。
物語は、女性対等の時代のきっかけのことがテニス界で起こった男と女の戦いですね。 ビリーはあまりの男子プロとの賞金格差に、怒りを覚え、とうとう女子の協会を立ち上げてしまいます。 問題はスポンサーですが、グラディスがモリス社を引っ張ってきます。 しかしもう一人現状に満足していない人間がボビーでした。
賭け事が好きで、金持ち相手にショー的な試合をして稼いでいましたが、けしかけられたのが、女子のトッププロ対決をしたら儲かるということでした。
当時は、キングが第1人者、しかし彼女はマリリンとの不倫を犯してしまい、精神的に不安定で、大会で優勝を逃してしまいます。 そこで、マーガレット・スミス・コートとはじめは対戦するんですが、そこは百戦錬磨のボビーが完勝するんですね。
そしてビリーの心に火がつくというお話。
若き日のクリス・エバートの画像もチラッと出てきますが、もう40年以上前の話になるんですね。 テニス界も今は美人さんが多くなっていますが、スポーツ界全体もも才色兼備になっていますね。
女子テニス界の第一人者のビリー・ジーン・キング
男子との不当な差別に
女子の協会を立ち上げる
ビリーはマリリンと出会う
そして彼女と関係を持ってしまう
そしてビリーに勝ったスミス婦人がボビーに負けてしまう
そしてビリーが戦うことに