anttiorbの映画、映像の世界

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私の人生なのに

2018年作品、原桂之介監督、知英 稲葉友 落合モトキ 蜷川みほ出演。

金城瑞穂(知英)は新体操のスター選手として将来を期待されていた。 今日もたった一人で、練習をしていたが、どうも調子が悪く思うような演技ができなかった。 もう一回、そう思った彼女に激痛が走り倒れ、意識を失ってしまった。
彼女は気がつくと、病院のベットだった。 両親が来ていたが、下半身が動かない。焦る瑞穂に、医師から説明があった。 彼女は脊髄梗塞で、下半身麻痺となってしまうのだった。
完治する可能性は低く、おそらく車椅子生活になってしまうだろうということに絶望する瑞穂。 両親やアスレティックトレーナーの誉田哲二(落合モトキ)の思いやりを受け入れることができず、競技人生を絶たれた瑞穂は絶望と孤独に苛まれる。
一方北海道で、下手な歌を歌っているストリートミュージシャン・柏原淳之介(稲葉友)は、オネエからちょっと歌を褒められ、チップを貰う。 その時誰かが捨てていった週刊誌の記事で、瑞穂のことが書いてあったのを見つける。
そして、瑞穂は何とか大学に車椅子で通い始める。 まだ、心の重さを引きずりながらだが、後輩が優しく世話をしてくれ、何とかだんだんと自力で登校をしようとする。その途中に、声をかけられる。 それは淳之介だった。 二人は幼馴染だったが、中学の時に彼は引っ越してしまった。
数年振りに再会するふたりだったが、いきなりホームレスのように現れた淳之介は、歌わないか? と誘ってくる。 戸惑いを隠せない瑞穂で、歌なんか下半身に力が入らない自分は歌えないと言い訳をして言ってしまう。
自分は橋の下で毎日歌っているという淳之介。 ひっそりと見ていた瑞穂、そして今までほったらかしだった、ギターを引っ張り出す瑞穂だった・・・

この作品は見たかった作品でした。 何とかちょっと遠出をして見れました。
監督は原桂之助、「小川町セレナーデ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13933682.html は良い作品でしたね。
主演は知英、前作 「レオン」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15406281.html での弾けた演技が好感をもてましたので、彼女の出演作は見たかった。
今作の主人公瑞穂は、期待された新体操の選手でした。 しかし突然の大怪我、そして選手生命はおろか、普通の生活もままならなくなってしまいます。 大学の先輩や後輩、講師は協力的で、優しく、心配をしてくれます。 そして両親も彼女をしっかり支えようとしています。
しかしだからといってそう簡単に吹っ切れるわけがない瑞穂。 そこに現れた幼馴染の淳之介、変わった登場の仕方ですが、彼なりの考えがあり、実は中学生の文化祭で、二人は歌った仲でした。
今作の知英は、ほとんど車椅子での演技となっています。 こういうのは難しいですよね。 
しかし本当に日本語が普通ですよね。 演技力もあり、日本でいっそうの活躍を期待します。

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新体操の注目選手だった瑞穂

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しかし大怪我をして車椅子生活に

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一方へたくそなストリートミュージシャンの淳之介

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何とか大学にもどった瑞穂の前に

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彼が現われる

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橋の下で歌う淳之介

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そして彼女も

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