anttiorbの映画、映像の世界

不定期で、旅ブログも立ち上げます!

ブリグズビー・ベア

2017年作品、デイヴ・マッカリー監督、カイル・ムーニー マーク・ハミル グレッグ・キニア マット・ウォルシュ出演。

25歳のジェームズ(カイル・ムーニー)は両親のテッド(マーク・ハミル)とエイプリル(ジェーン・アダムス)とともに地下の家に住んでいた。 両親に外出を禁じられているジェームズにとって、外の世界との唯一の繋がりは 『ブリグズビー・ベア』 と呼ばれる教育番組だった。 ジェームズは番組に夢中になり、すべての番組のテープや記念品で部屋を満たしていた。 ある夜、密かに地下を抜け出して屋根の上にやってきたジェームズは、パトカーが家にやってきてテッドとエイプリルが逮捕され連行される姿を目撃してしまう。
ジェームズも警察に連れて行かれ、事件を担当しているヴォーゲル刑事(グレッグ・キニア)と出会う。 ヴォーゲルはジェームズに、テッドとエイプリルは彼の本当の両親ではなく、彼が赤ん坊の頃に誘拐されていたことを伝える
ブリグズビー・ベア』 もテッドらが作った偽物の番組で、スタジオから出てくるテッドを追跡して判明したという。 ヴォーゲルはジェームズに本当の両親のグレッグ(マット・ウォルシュ)とルイーズ(ミカエラ・ワトキンス)、さらに彼らの10代の娘オーブリー(ライアン・シンプキンズ)を紹介する。 ジェームズは新しい人生を送ろうとしたが、『ブリグズビー・ベア』 が現実でないことを受け入れることができなかった。
ある夜、オーブリーはジェームズをパーティーに連れて行く。 彼は新しい友達らに『ブリグズビー・ベア』 の話をしていると、テッドとエイプリルの逮捕によって未完となってしまった 『ブリグズビー・ベア』 の完結編である映画を自分の手で作ろうというアイデアを思いつく。
オーブリーの友達で映画監督でもあるスペンサー(ジョージ・レンデボーグ・Jr)も彼の映画製作に賛同し、ヴォーゲルから番組の小道具も借り、映画製作が始まった。スペンサーが 『ブリグズビー・ベア』 のエピソードをYouTubeにアップロードし始めるとスマッシュヒットとなり、視聴者もたちまち増え、映画に向けて大きな話題となっていった。 一方で、両親のグレッグとルイーズは、彼が普通の人生を送れなくなるのではという恐れから彼の活動を認めなかった。
ある日の森での撮影中、ジェームズは爆発物を扱い、誤って小火を起こしてしまう。それが原因で警察に映画の衣装や小道具を取り上げられてしまうが、映画製作を続けることを決心したジェームズは、親の車を使って衣装と小道具を盗み出そうと試みるのだった・・・

これはなかなかいいドラマでしたね。 見てよかった。
監督はデイヴ・マッカリー、監督初作品のようですね。
主演はカイル・ムーニー、彼自身が原案/出演/脚本も担当しています。 映画初出演のようですが、素朴で役柄にはまっていました。
そしてマーク・ハミル https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/MYBLOG/yblog.html?m=lc&sv=%A5%DE%A1%BC%A5%AF%A1%A6%A5%CF%A5%DF%A5%EB&sk=1 、珍しく 「スター・ウォーズ」 以外で見ましたね。 始めと最後に出番があります。
そして一番のいい役がグレッグ・キニアでしたね。 「天国は、ほんとうにある」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13445898.html で主演をしています。 今作は刑事や苦難ですが、実に情があるんですね。 彼が実は一番の理解者でした。

物語は、隔離生活をしていた男のお話です。 一見核戦争後の近未来かと思いますが、実はそうではなくこの男は少年の時誘拐され、外は危険だといわれて育てられてきました。 しかしたまに抜け出しては外を眺めているようですが、そこは周りに1件の家のない荒野でした。
そんなある日、遠くからサイレンを鳴らしたパトカーが数台現れます。 そして、両親が逮捕、彼も連れて行かれます。 そこで真実を知るジェームズですが、学校も行かず、両親の教育と、ビデオしか見ていなかったんです。 そのビデオが 『ブリグズビー・ベア』 という着ぐるみを使った教育番組でした。
それを見ていると、善悪のことがわかり、ちょっとSF作品に作られています。 毎回の新作が楽しみだったジェームズですが、それこそが彼の生きがいだったことが、そこで彼は気がつくんですね。
もちろん浦島太郎の様というか、初めての外の世界、カルチャーショックもありますが、一番は新しい両親と、いきなりできた妹に戸惑っているようです。
しかしある男性との出会いで、自分で新作を作ろうと決心するんですね。
今作は、隔絶され、閉鎖的に育てられた男性が新しい人生をいかに歩んでいくかを描いた作品。 笑いも多くありますが、最後には愛と感動を引き起こしてくれます。マーク・ハミルも、こういう役でもっと映画に出て欲しいですね。

イメージ 1
地下の生活のジェームズ

イメージ 2
父にいろんなことを教わり

イメージ 4
このビデオを見て育った

イメージ 5
しかしいきなり出会った本当の両親と妹

イメージ 6
そして新しい友達

イメージ 3
新作を作ろう

イメージ 7