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黄泉がえる復讐

2017年作品、クァク・キョンテク監督、キム・レウォン キム・ヘスク ソン・ドンイル チョン・ヘジン出演。

司法試験に合格したジンホン(キム・レウォン)、母のミョンスク(キム・ヘスク)は息子のために、毎日弁当を作っていた。 時間がなく持っていけないときはわざわざ届けてくれる優しい母だった。
その日は雨が降っていた。 そこに1台のバイクが近づいてきて、引ったくりを仕掛けてきた。 ミョンスクは必死に鞄を放さず、引きずられて行き、バイクも転倒してしまう。 ヘルメットの男は、怒り狂いキョンスクをナイフで刺す。
そこにジンホンが駆けつけ、母を背負って病院に向かうが、結局母は死んでしまうのだった。 そしてその犯人はいまだに捕まっていない。
そして7年がたち、ジンホンは検事となっていた。 凶悪事件には容赦ない冷徹な検事となってしまったジンホン、母の事件はその後、犯人とみなされる男が死亡し、警察の捜査は終了した。 しかし彼は真犯人は他にいると考え、独自で調査を続けていた。
そんななか、ジンホンが自宅に戻ると、死んだはずの母ミョンスクが現れていた。 姉のヘジュン(チャン・ヨンナム)は驚くとともに歓ぶが、母はなんと包丁を振りかざしてジンホンに襲い掛かる。
何者かに殺された人間がその犯人に報復するために生き返り、復讐を果たすとその身は再び消滅する “犠牲復活者” という現象が世界各地で報告されていた。 韓国ではこれが初の犠牲復活者だといわれる。 当局により保護されたミョンスクは犠牲復活者と判断され、襲われたジンホンに母親殺害の容疑がかけられてしまう。
しかし本当にこれははじめての犠牲復活者なのか? そしてどうして母は、息子に襲い掛かったのか?・・・

これは誠に珍しい設定の作品でしたね。
監督はクァク・キョンテク、「極秘捜査」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15264384.html という作品でもちょっと不可思議なお話を撮っています。
主演はキム・レウォン、「監獄の首領」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15349966.html では監獄に潜入する刑事役をしていましたね。
そして蘇った母親役でキム・ヘスク、「善惡の刃」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15046025.html でも目の見えない母親役をしていました。

変わった設定のこの作品、死んだはずの人間が現れ、自分を殺して逃げ回っている未解決事件の犯人を殺しにくるという犠牲復活者が、世界各地で現れる現象が起こっています。 しかし復讐を果たすと燃え上がって消滅してしまいます。 実に潔い復讐です。
そして蘇ったミョンスクは、警察でいろいろ調査されますが、新陳代謝が見られないこと意外は普通の人間のようです。 確かにジンホンは、真犯人が別にいると思っていますが、じゃあどうして自分に襲い掛かってきたのか? とにかく事件の真実を調べ始めるジンホンですが。
これは実に悲しいお話なんですね。 途中謎の少女が出てきますが、彼女は誰なのか? そしてこの事件の前にある親子が殺されているんですね。
初めて見る設定の不可思議なホラーサスペンス、こういう画期的作品を作る韓国映画恐るべしですね。

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雨の日だった

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刺された母を背負って病院に走るが

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結局亡くなってしまう

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しかし母が現れる

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彼女は犠牲復活者と認定されるが

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