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終わった人


大手銀行の出世コースから外れ、子会社に出向させられたまま定年を迎えた田代壮介(舘ひろし)。 最後の日は、持って行ったアラームつきの時計を目の前においてその瞬間を待っていた。 もちろん仕事などは何も無い。 社員に形式どおり送られて、最後の日だけは自宅までハイヤーが用意される。
家では、定年退職のお祝いの用意がされていた。 妻の千草(黒木瞳)、娘の山崎道子(臼田あさ美)と孫娘、妻の従兄弟の青山俊彦(田口トモロヲ)が集まってくれていて、俊彦は自由の利く身を利用して、実家の母と妹、妻の母の動画も撮ってきてくれていた。
しかし、仕事がなくなった次の朝から、趣味や夢もなくこれまで仕事一筋だった彼は、朝起きてから夜寝るまで何もすることがなく、途方に暮れる毎日を過ごしていた。 妻や娘からは 「恋でもしたら」 とからかわれる始末。 このまま老け込むのはマズイと感じ、スポーツジムで身体を鍛えたり、図書館で時間を潰そうとするが、よく見ると周りにいるのは “終わった” ように見えてしまう老人ばかり。
美容師として忙しく働く妻・千草には、ついグチをこぼし次第に距離を置かれてしまう。 その後、職業安定所で職探しを始める壮介だったが、高学歴と立派な職歴が邪魔をして思うように仕事が見つからない。
そんな時、偶然再会した高校時代の友・二宮勇(笹野高史)の生き生きとした姿を見せられる。 そんななか、大学院で文学を学ぼうと思い立った壮介が、勉強のために訪れたカルチャースクールに行く。 そこで古本屋で、自分の手に取った本を、もの欲しげに見ていた女性と再会する。 彼女の何気に行った方言が同郷だとわかったから印象強かったのだ。
彼女の名前は浜田久里(広末涼子)といい、意気投合する。 彼女の姿を見る楽しみができた。 さらに、スポーツジムで知り合った新興のIT企業社長・鈴木直人今井翼)との出会いによって、壮介の運命の歯車が回り出す…

なかなかもう数年発つと、こういう仕事が無い時代が来るのかなあ、そんな思いを持ってみた作品です。
監督は男と中田秀夫、中田監督と言えばホラーですが、これは珍しいですね 。 近作は 「劇場霊」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13675577.html となりますが、映画作品は久しぶりに見た感じです。
主演は舘ひろし、もうこういう役を普通にするんですね。 映画としては 「さらば あぶない刑事」 ですが、私はこのシリーズを見ていないのでスルー。 「エイトレンジャー2」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/11972650.html にちょこっと出ています。
そして妻役は黒木瞳、近作は 「嘘を愛する女」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15349815.html に少し出演していたようです。

物語は、当大卒の一流銀行という、素晴らしいコースにいた男・田代のお話です。 しかし激しい銀行の出世レースに負けて出向、そして定年。 ラストはちょっと経歴の割には静かで、本人は惨めな姿と思っている感じですね。
でもそれも仕方が無い、そして第2の人生を模索し始めます。 しかし簡単に思いつくところには、老人であふれている。 まず何か目標を見つけないと、そこでようやく新しい人間と出会っていくんですね。
ホンワカとした定年後のドラマかな? と思っていましたが、中盤からは、ちょっと厳しい展開になっていきます。 ラストはあれでいいのかな? ちょっと尻切れトンボに感じてしまいましたが、結構混んでいる作品でした。

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定年を迎えた田代

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やることが無くなった彼

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そしてカルチャーセンターで彼女と出会う

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彼女の夢を聞く

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ちょっと元気が出る田代だが

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