anttiorbの映画、映像の世界

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君と100回目の恋

2017年作品、月川翔監督、miwa、坂口健太郎出演。

居眠りをしていた日向葵海(miwa)は、明るい大学生、何をやってもそつなく熟してしまう幼馴染みの長谷川陸(坂口健太郎)、と葵海は、陸と、ベース松田直哉(竜星涼)、ドラムス中村鉄太(泉澤祐希)とバンドを組んでいた。 7月31日の祭りの時に、彼らはライブに参加する。 その練習をしているが、いつも忙しそうな陸はぎりぎりに来て曲合わせをちょっとして行ってしまう。
葵海はその後留学に行く予定だった。 1年間日本を離れる前の最後のライブだったが、彼女は陸が自分をどう思っているか測りかねていた。 また直哉はそんな葵海をずっと片思いをしていて、何とか告白する機会を狙っていた。
4人の練習をいつも見に来て、いろいろ世話をしてくれるのが葵海の親友の相良里奈(真野恵里菜)で、彼女はマネージャーみたいなもんだった。 しかし里奈だけは葵海が陸のことを思っていることに気づいていて、留学する前に気持ちを確かめないのかと言ってくれるのだった。
ライブの日は葵海の誕生日、練習は進んでいくが、回転ずしで昼飯を食べているとき、とうとう直哉はとっさに葵海に告白をしてしまう。 煮え切らない彼女は陸に話すが、彼は直哉は良い奴だとしか言ってくれない。 新曲を二人で作ろうとしたが、それも辞め、里奈の前で 「直哉でもいいか…」 とつぶやくが、実は里奈は直哉のことが好きだった。
激怒する里奈、4人の絆はバラバラになり、ライブは上手く行かなかった。 そしてそのライブの帰り道にmiwaは事故に遭ってしまう。
だが、気が付くと葵海は教室にいた。 日付は事故の1週間前。 動揺する葵海は、まったく同じ時間を過ごしている自分に驚くのだった。 誰に言っても信じてもらえなかったとき、陸だけが何かを解っているのだった。 そして彼は言う。
「俺は今までずるをしてきたんだ。秘密を教える。 俺、時間を戻せる…」
そして陸は彼女を自分の部屋に連れて行くのだった…

監督は月川翔、34歳の若い監督、初鑑賞でした。 ダブル主演でmiwa、彼女は 「マエストロ」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12683939.html で映画初出演。
なかなか存在感のある役でしたが、あの作品はアーティストでの役割が大きかったですから、今回が女優として初めて演じ切った感じの作品となります。
もう一方は坂口健太郎、彼はもうガンガンの売れっ子ですね。 「シャンティ デイズ 365日、幸せな呼吸」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14030314.html で映画初出演。 私は彼が上手いなあと思ったのは 「At Home アットホーム」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13391133.html でした。
今作は “女優:miwa” が見たかったのと、やはりタイムスリップものというところでした。 miwaちゃんは、さすがに演技的にはまだまだというところはありましたが、目が特徴的ですよね。 くりんと相手を見つめるシーンは可愛いですね。
背が低い彼女なんで身長のギャップをどうするかというところにも工夫しており、健太郎君とのコンビはなかなか良かった。
物語は、陸という幼馴染みで同級生が必死に好きな女の子を救うお話。 ある方法で彼は時間を戻すことができるんですね。 そこがまずはじめのポイント、そして彼女は7月31日のあの時間に死んでしまう。 実はそのために彼は文系から理系に転向し、必至に ”時間” について研究をしているんですね。
今作品はオリジナル脚本、キャストあり気なのかもしれませんし、上手く嵌っている構成にもなっています。 陸のおじ役の田辺誠一がなかなかいい感じで存在感がありました。
さて運命は変わるんでしょうか?

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留学前のラストライブ

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幼馴染の二人だったが微妙な距離が

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陸の叔父と葵海の母

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そして陸の秘密がわかり

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やり直す二人を見つめる3人

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