ガリシア人(ルイス・トサル)が、警察との交渉に入る。 そして彼と密にしているのはウルグアイ人(ロドリゴ・デ・ラ・セルナ)、リーダーはガリシア人だが、6人はそれぞれの役割があらかじめ決められており、計画通りに事は進んでいく。 6人はマスクをつけており、人質にも顔を判別できないようになっている。
計画は、地下の通路からと決められていたが、あいにくの大雨で計画が狂ってしまう。 現金の袋を抱え、脱出をしようとするが、とても逆らえるような水圧ではなかった。
そんな中、銀行からリストラ候補と言われた女支店長・フェラン(ラウール・アレバロ)が自らの保身のためにある重要な情報をウルグアイ人に与えるのだった。 それは貸金庫に大物政治家があるハードディスクを隠していることだった。 そこには、国を揺るがすような極秘情報が収められているというのだ。
銀行強盗事件が発生したことは、政府機関は事態を把握し、警察を使って交渉をさせるが、本音は人質を犠牲にしてでもディスクを抹殺しようという事だった。
しかし、脱出ルートを断たれている強盗団、そこでガリシア人は時間稼ぎのため、警察側に無謀とも思える要求を言うのだった。
そして平衡を失うと爆発をしてしまう爆弾を人質に持たせ、入り口に待機させ、突入をさせないように工作をするガリシア人、政治か、警察、強盗団、そして人質、一体ここから奪取、そして救出ができるのだろうか?…
いちおうスペイン発のサスペンスの様相ですが、展開はちょっとコメディタッチでもありました。
監督はダニエル・カルバストロ、初めて作品を見る監督です。
主演はルイス・トサル、彼も今作が初めてです。
物語は、プラスチック製のマスクをつけた6人の強盗団が、銀行を襲うお話です。 事前準備で、脱出ルートを決めていた6人、彼らは地下の下水道を通って逃げる計画を立てていました。 しかし、天候はこの日は大雨、そして大量の雨水が侵入してきて、逃げることができなくなってしまいます。 さらに命乞いというか、リストラを通告された腹いせに女支店長がある重要な情報を流してくるんですね。 実はこれこそが、ある意味、警察を慎重にさせ、時間を稼ぐことに役立って行きます。
この作品もおもしろさは、その重要なピースをどう利用できるか否かというところなんですね。
コメディ色というのはそこで、思いっきり大失敗をしてしまうところ、しかし最後に笑ったのは誰なのかというところですね。 こういう展開では誰かが犠牲になるんですが、実はそういうシリアスさはほとんどないところも意表を突かれますが(^^)
強盗事件が発生
覆面をかぶった6人が
主犯格の男
支店長を脅すが
しかし逃走経路が
そして警察が取り囲み始める