2012年作品、ケイシー・ウォーカー監督、クリストファー・ターナー クリスタル・ロウ ショーン・ロバーツ クリステン・ヘイガー出演。
ペニー(エミリー・ウラアップ)はゾンビの位置を把握できる、不思議な水晶玉を持っていた。相棒のマックス(スティーブン・マクハッティ)はペニーに指示され、襲ってきたゾンビ達を的確に殺していった。 その時、ゾンビの血を吸った蚊が飛び立った。
スティーヴ(クリストファー・ターナー)とティナ(クロスタル・ロウ)は結婚を控えており、幸せ絶頂だった。 だが、ティナはスティーヴの妹のサラ(クリステン・ヘイガー)と仲が悪く、憂鬱な気持ちを抱えていた。 スティーヴは2人の仲を取り持つために、サラ夫妻と兎のマフィン(リーザ・ザ・ラビット)を連れて、コテージに旅行に出かけた。
コテージではティナに頼まれ、皆で結婚式の準備を行った。 サラはせっかくの休暇を台無しに され、不満を募らせた。 スティーヴが息抜きにゲームを提案するが、面白みに欠けるもので、ティナとサラが口喧嘩をしてしまう。 サラの夫のクレイブ(ショーン・ロバーツ)は呑気な男で、喧嘩を止めもせず1人で酒を飲んでいた。
ゾンビを殺したはずなのに、水晶玉の反応が消えなかった。 ペニーは捜索を希望するが、マックスは疲れており嫌がった。 その夜、スティーヴはモノクロ映像の夢を見た。
ティナとクレイブが、サラの脳みそを美味しそうにストローで吸っていた。初めは怪訝な表情をしていたスティーヴも、誘惑に負けて ティナ達と同じように脳みそをストローで吸ってしまう。
サラは顔色が悪い兄を見て体調を心配するが、スティーヴは気にせず、クレイブとジョギングに出かけた。 スティーヴは途中の休憩で脈拍を図るが、心音を感じることができなかった。 しかも、木にとまっている鳥の羽音が、やけに大きく聞こえた。その後、コテージに戻って皆で昼食を食べた。 スティーヴは飢えたようにご飯を食べ、げっぷをしてしまう。 そして、ティナに向かって食べた物を全て吐いてしまう。
スティーヴが川辺で落ち込んでいると、サラが現れる。サラはスティーヴの体調が悪いのは、ティナに対して拒絶反応が出ているのではないかと指摘した。 だが、スティーヴはどれだけティナを大切に思っているか説明して、妹に仲良くしてくれと頼んだ。 サラは兄の気持ちを受け止め、ティナに歩み寄ることを約束した。
ペニーは水晶玉のいつもとは違う反応を詳しく調べた。 ゾンビがいるなら水晶玉は光っているはずなのに、点滅しているのだ。 ゾンビと人間の混種がいる可能性があり、もし本当にいたら抗体を持っている可能性が高かった。 ペニーはこの人間を見つければ、ワクチンを作れるかもしれないと色めき立つのだった…
ゾンビ作品でも、これはコメディの部類に入りますね。
監督はケイシー・ウォーカー、「ザ・ヴォイド」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15333230.html では制作参加しているんですね。
主演は半ゾンビになるクリストファー・ターナー、始めてみる俳優さんです。
物語は、まずゾンビを狩りとっていく男女のシーンから始まります。 男はゾンビは殺すものとけっこう野蛮な感じで楽しんでいる かのよう、一方の女性の方は、別の視点で動いているんですね。 ゾンビの生態に興味があるようで、そしてスティーヴと出会った後は、ワクチン開発の野望を持ち始めます。
面白い点が二つ、一つはゾンビ探知機のような水晶があることですね。 これがあれば事前にゾンビのいることがわかり、武器さえ持っていればやられる確率が大幅に減りますね。
そしてもう一つは、彼の媒介でゾンビになると、中途半端の半ゾンビになるということ。いずれは完全体になるのかはわかりませんが、スティーヴはそうではないようですね。
なかなか単純に怖いゾンビ作品を作るのではなく、いかに特殊な要素を入れれるかで、面白さが変わって来るようですね。