anttiorbの映画、映像の世界

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ソムニア -悪夢の少年-


少年・コーディ(ジェイコブ・トレンブレイ)の寝ているベッドに、中年男性・ウィーラン(ダッシュ・ミホク)は銃を持って近寄る。 しかし背後に奇妙な息遣いを感じたウィーランは、振り返ってドアを閉める。 ドアが開いた瞬間、反射的にウィーランはドアに向けて発砲してしまう。 しかしそこには誰もいなかった。 発砲音で起きたコーディを見たウィーランは、泣きながら銃を落としてしまう。
マーク・ホブソン(トーマス・ジェーン)とジェシー・ホブソン(ケイト・ボスワース)夫妻は、大事な幼いひとり息子・ショーン(アントニオ・エヴァン・ロメオ)を不慮の事故で亡くしていた。 自宅の浴槽で目を離した隙に、ショーンは溺死したのだった。
妻・ジェシーはまだ若いのだが、もう子どもが望めない身体だった。 マークとジェシーは相談し、養子を迎えることにする。
里親を紹介する女性ナタリー・フリードマン(アナベス・ギッシュ)は、彼らにコーディという8歳の少年を勧める。 少年・コーディは3歳で母親を亡くして以来、里子に出されていたが、しかしいつも不運が続いていた。
1組目とはうまくいかず里親から戻され、2組目は育児放棄をしていた。 紹介者のナタリーが定期訪問に行くと、コーディは1か月の間、たった1人で暮らしていたことが、近所からの通報で発覚したのだった。
機転が利いて気丈な子だけれども、警戒心が強くて睡眠に問題を抱えている、そう言ったナタリーは、つらい状況に負けずに頑張っているコーディを2人に勧めた。 そして、マークとジェシーはコーディを受け入れる気になるのだった。
紹介者のナタリーに連れられて、コーディがマークとジェシー夫妻のところへやってきた。 コーディは可愛らしい少年で、しかも礼儀正しい男の子。 持ってきた荷物は、くつ箱くらいの大きさの紙製の箱だけだった。
マークとジェシーはコーディを迎えるにあたり、これまでずっと壁に飾っていた息子・ショーンの写真を外したが、たったひとつ、家族3人の記念写真だけは外せずにいた。 コーディはその写真に写っている笑顔を浮かべたショーンの顔をじっと見つめる。
その夜、コーディを寝かせつけて夫妻は部屋を去るが 、コーディはひとりになるとすぐにベッドの下に置いてある箱を出し、カフェイン入りの飲み物を飲んで、蝶の図鑑を見ていた。
コーディには大きな秘密があるのだった。 その秘密とは 「寝るとある能力が発動する」 というものだった。 コーディは秘密を隠すために、寝ないように努力しているのだった。
それがこの夫婦の悲しみと恐怖の始まりだった・・・

監督はマイク・フラナガン、私は初鑑賞です。 主演はケイト・ボスワース、「アリスのままで」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13207391.html で長女役をしていました。 夫役でトーマス・ジェーン、「ドリームキャッチャー」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15105951.html 「デッド・シティ2055」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14960539.html を見ています。
物語は、特殊な能力を持ってしまった少年と、子供を失った夫婦の物語。 コーディの能力は眠ってしまうと出てくるんですね。 しかし始めは優しさいっぱいのことを見せてくれます。 それに夫婦は喜びますし、とくにジェシーはコーディに感謝までします。 しかし、マークは純粋にコーディを愛そうと努力します。 夫婦の間で、少し行き違いが出てくるんです。
悲しいもの同士がすれ違ってくることで、優しい現象が、恐ろしい現象に変化していきます。 それはコーディの幼さが引き起こした、悲しい思い込みが原因だったんです。
コーディの心の中の悲しみを救うことができるのか? それは誰なのか?

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不定な事故で、愛する息子を失ってしまった夫婦

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そして養子に迎えたコーディ

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そして不思議な現象が起き始める

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死んだはずの息子が現れたり

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しかしマークは純粋にコーディを愛し始める

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しかし・・・

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