anttiorbの映画、映像の世界

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KUBO/クボ 二本の弦の秘密

2016年作品、トラヴィス・ナイト監督、声の出演:矢島晶子田中敦子ピエール瀧川栄李奈

時は江戸時代風の日本。 生まれたばかりのクボは母親サリアツと共にムーンキングから逃げる。 大きな波が襲い掛かってくるが、三味線の撥を振り下ろし波を切り進んで行く母。 しかし再びせまった波に飲み込まれ、海底の岩に打ち付けられ、海岸に打ち上げられた母と子。 クボの泣き声で目を覚ました母だったが。
片目は奪われてしまったクボだったが、時は流れ成長したクボは岬の洞窟でサリアツと二人で生活をしていた。 母のために食事を作るが、母はボーっとしていた。
クボは村へ行っては三味線と折り紙を使い、伝説の勇者の 「弾き語り」 をして村の人達を楽しませていた。 「弾き語り」 はいつも途中で終わってしまう。 それは母から、日暮れを知らせる鐘が鳴り、「日が暮れる前に帰っておいで」 「日が暮れたら外に出てはいけない」 という言いつけを守っているからだった。 母親サネアツの言もう一つ、「木の猿の置物を肌身離さず持っておくこと」
村祭りの日、仲良しの村のおばあさん:カメヨ(小林幸子)に 「お盆の日には亡くなった人と話すことができる」 と教えてもらい半信半疑で期待しつつ父ハンゾウの墓に話しかけるが返事はなく、寂しくなったクボは時間を忘れてしまうのだった。
聞こえてきた鐘に慌てて帰ろうとするが、時すでに遅く周囲の空気が変わっていき「クボ」 という呼びかけと共にクボの残った眼を奪いに、母親の姉妹(川栄李奈)だという二人の女性が近づいてきた。
村へと助けを求めて逃げてきたクボだったが追い詰められた時、母サリアツが現れクボを捨て身で逃がすのだった。 その際、「彼らと戦うために必要な三つの武器を探しなさい」 と言い残すのだった。 そして彼が飛ばされた地は極寒後、自分を 覗き込む影があった・・・

舞台は日本ですが、これはアメリカ発のアニメーションですね。 豪華な声優陣がオリジナルですが、今回は吹き替えのほうがいいと思いそちらで鑑賞しました。
物語は、荒波を赤ん坊を背負って逃げる女性のシーンから始ります。 危機一髪の大波を、三味線の撥を一閃、その瞬間波が割れ危機を乗り切ったかに思えたんですが。
片目を失ったクボの話に移っていきます。 折り紙を自在に操るときに三味線を弾くクボ、そして彼に村人はひきつけられます。 そこで語る彼の物語は、実は父のお話なんですね。
彼の父はハンゾウという武士でしたが、今は死んだことになっています。 そしてクボと母は、祖父の月の帝=ムーンキングから狙われているんですね。
母との約束を守れなかったクボ、しかし母は身を挺してクボを逃がすんですが、ここから彼の冒険の旅が始ります。
日本人からすると少し違和感を感じるシーンもありますが、なかなかの冒険譚、クボのともに二人の動物と昆虫が参加してくるんですが、この正体は見ているとわかります。
なかなか質の高い、親子の絆のお話ですね。

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嵐の時に怪我をしてうつろな母

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クボは村に行き折り紙を操り村人を魅了する

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そしてカメヨに灯篭の事を聞き

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母の言いつけを破ってしまう

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そして姉妹が襲い掛かってくる

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そこに母が駆けつけ身を挺して守る

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クボが気が付くと、覗き込む影が


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