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ネルーダ 大いなる愛の逃亡者

2016年作品、パブロ・ラライン監督、ガエル・ガルシア・ベルナル ルイス・ニェッコ メルセデス・モラーン ハイメ・バデル出演。

1948年、チリ。 冷戦の影響はこの国にも及び、共産党が非合法の扱いを受けるとの報告が、上院議員共産党員のパブロ・ネルーダ(ルイス・ニェッコ)の元に届く。
ネルーダは上院議会で政府を非難するが、ビデラ大統領は彼を弾劾し、警察官ペルショノー(ガエル・ガルシア・ベルナル)にネルーダの逮捕を命じる。
ネルーダはペルショノーから逃げられるのか…

なかなかストーリーが書きづらい作品ですね(^^)
監督はパブロ・ラライン、公開順は逆になってしまいましたが、「ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14843226.html が春に公開されています。
主演はルイス・ニェッコ、私は始めて見る役者さんです。チリの俳優さんですが、来年初めの作品にも出演しているそうです。
そして彼の王役の刑事・ペルショノー役でガエル・ガルシア・ベルナル、「ノー・エスケープ 自由への国境」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14911473.html で主演を勤めています。 それ以外に記事にしている作品は 「俺たちサボテン・アミーゴ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15100192.html にも出演していました。
物語はパブロ・ネルーダの自伝的な展開を見せて行くんですが、ある意味逃亡サスペンスにもなっています。 
パブロ・ネルーダは本名がリカルド・エリエセール・ネフタリ・レジェス・バソアルトといい、ネルーダの名は詩人としての名前なんですね。
しかしこの作品刑事のペルショノーの語りで進行して行きます。 彼が刑事のプライドをかけての捜査が始まるんですが、詩人として共産党の同士を魅了しているネルーダは、支援者に巧みに守られ捜査の手をすり抜けていきます。
妻のデリアと一緒に逃げて行くんですが、彼女は画家なんですね。 しかしどうやら芸術化のとしてのレベルは彼女のほうがあり、詩人としてよりも人間性としてのカリスマ性がネルーダにあるようですね。
海外亡命を何度も企てるネルーダ、しかし政府も馬鹿ではないので、港に張っていたり、なかなか海外に脱出できないネルーダ、そして彼はわがままで、警護の人間の言いつけを守りません。
最後はちょっと緊迫してきます。 サスペンスと自伝が合わさったような作品でした。

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政治家であり詩人のネルー

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妻のデリア、彼女は画家

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しかし政治犯として逮捕されそうになる

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そして党員に助けられ逃亡を始める

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そして、彼を追うペルショノー

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