anttiorbの映画、映像の世界

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ナミヤ雑貨店の奇蹟

2017年作品、廣木隆一監督、山田涼介、西田敏行尾野真千子出演。

2012年のある夜、敦也(山田亮介)、翔太(村上虹郎)、幸平(筧一郎)の幼馴染同士3人は、以前ナミヤ雑貨店があった廃屋に逃げ込む。 3人はある家に忍び込み、強盗をしてきて、途中車が動かなくなりここに入り込んだのだった。
かつてナミヤ雑貨店は悩み相談を受けることで知られていたが、もう廃業してしまった。 中には3人のほか誰もいないはずだが、突如シャッターの郵便口から手紙が落ちてくる。 その手紙は32年前に書かれた悩み相談で、3人は戸惑いつつ、当時の店主・浪矢雄治(西田敏行)に代わり返事を書くことになっていく。
克郎(林遣都)は売れないミュージシャンだった。 ナミヤ雑貨店への相談は 「このまま夢を追うべきか、実家の魚屋を継ぐべきか」 というものだった。 3人は就職難のこの時代(2012年)からすれば贅沢な悩みだと一刀両断する。
しかし克郎は、その冷たい返事に納得できず、何度かやり取りするうちに、自分の曲を聞いて欲しいと、シャッター越しに彼のハーモニカでオリジナルの曲を吹き始める。 不思議なことに、外には誰もいない。 どうやらこの空間は過去とつながっているらしい。
そしてこの曲は彼らがよく知るセリの曲だった。 セリは、3人にも大きな繋がりがあり、今大きな注目を浴びている女性シンガーだった。 そしてこの曲に関するある感動秘話も3人は知っていた。
そこで次の返事は一転して彼を励ます内容の手紙を書く。 しかしそれは彼に運命を受け入れさせるという事を意味していたが、それを知っているのは3人だけだった。
3人は戸惑いつつ、当時の店主・浪矢雄治に代わり返事を書くことに。 手紙のやり取りをするうちに、雑貨店の秘密や、相談者たちと敦也たちの共通点が浮かび上がって行くのだった・・・

これはなかなかの感動作ですが、と同時によく出来た繋がりのあるお話でしたね。
監督は廣木隆一、近作で記事にしているのは 「オオカミ少女と黒王子」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15098569.html です。 
主演は山田涼介君になる感じですかね。 彼の近作は 「暗殺教室」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/MYBLOG/yblog.html?fid=0&m=lc&sk=0&sv=%B0%C5%BB%A6%B6%B5%BC%BC ですね。 
そして私が注目したのは、3人の一人の村上虹郎君ですね。 「二度めの夏、二度と会えない君」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15118132.html はなかなかよかったし、彼を認識できました。
物語は、各パートに個性的な配役を組んでいます。 この店の主人だった人に西田敏行、そして後半に出てくる尾野真千子は実は重要な役になっているんですね。
彼女が実は冒頭のシーンにつながっていく、そしてすべての物語がどんどんつながっていき、人物に係わり合いが出来ていくんですね。
これはできればいつか連続ドラマにしてほしいところですね。 何度か舞台化になっているほどの作品のようですが、全貌を描ききった作品は無いようなんで、これはぜひじっくりとキャスティングから練っていって仕上げて欲しい気がしました。

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昔子供たちが集う雑貨店だった

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そして2012年、この3人が逃げ込んできた

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始めの相談者の松岡克郎

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そして田村晴美

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実は亡くなる前日、浪矢雄治は息子と店に来ていた

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