“力まないカッコいい大人” 奥田民生を崇拝する35歳のコーロキ(妻夫木聡)は、家電雑誌 『ゲットガジェ』 からライフスタイル雑誌 『マレ』 の編集部へと異動してきた。 自己紹介の時、奥田民生のことを話すと、場が一瞬白けてしまうが、編集長の木下(松尾スズキ)が彼のレコードをかけてくれた。
そして、慣れない高度な会話に四苦八苦しながらも次第におしゃれピープルに馴染み、奥田民生のような男を目指していた。
そんなある日、先輩社員のヨシズミ(新井浩文)に連れられ、アパレル会社 「GOFFIN&KINGS」 に連れて行かれる。 そこでの依頼は、「GOFFIN&KINGS」の記事を仕上げること。 ヨシズミは海外に行くためその間コーロキがしばし担当することになるのだが、そこで出会ったファッションプレスの後方の美女・天海あかり(水原希子)に一目ぼれしてしまう。
まずは原稿をフリーライターの倖田シュウ(リリー・フランキー)に取りに行くが、調子の良い志村けんのファンのファンの倖田に上手く乗せられ、紹介記事まで書いてやると言われ、押し切られてしまう。 しかし上がった記事は、ただの自分の志村けん評の記事、そして 「GOFFIN&KINGS」 とは全く関係ない文で、自筆の汚い文字で仕上げて来ていた。
「GOFFIN&KINGS」 にも幸田が了解を取ると言っていたのに、そんな事はするわけも無く無断で仕事をもらおうとしていたことに、コーロキはその記事を載せられないと電話で断りを入れた。
倖田は逆恨みし、「マレ」 と 「GOFFIN&KINGS」 をネットで攻撃をし始め、とうとう炎上してしまう。 仕方なく編集長の木下が、コーロキを連れて 「GOFFIN&KINGS」に謝りに行く。 しかし社長の江藤美希子(天海祐希)は豪快に笑い、しつこい倖田には辟易していて、斬るいい機会だったと水に流してくれた。
そこであかりの信用も回復、一気に二人の仲は近づき、とうとう彼氏にまでなってしまうのだった。
こんなきれいな子と付き合えるとは、有頂天になるコーロキ、しかしその出会いがコーロキにとって地獄の始まりとなるのだった…
まあ大根作品なんで、見ない手はないでしょう(^^)
監督、脚本が大根仁、原作は渋谷直角、こういう作品も原作漫画は読んでて辛そうですね(^^) 監督の近作は 「SCOOP!」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14467744.html ですし、脚本のテレビ作品は、終わっちゃいましたが 「ハロー張りネズミ」 を書いていましたね。
主演は妻夫木聡、こういう苛められる男役はなんとも似合いますね。 彼の近作は「家族はつらいよ2」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14945432.html 「愚行録」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14756019.html ですね。
物語は、ここからある意味魔性の女天海あかりにどんどん振り回されていきます。それも彼だけではなく、「マレ」 の男性がどんどん翻弄されていくんですね。
まあ始めから彼の手には負えない女という事が、見ているこちらからも十分すぎるほどわかるんですが、男としては天にまで登ってしまいますよね。 まあ夢を見させてもらっていると考えてほしいところですが、30前半彼女なし、そういうことを言っても無駄でしょうね。
無理難題を言われて、貶されても、必死にリカバリーして繕い続けますが、それも限界に近づいた時に、いよいよ彼女を取り巻く環境が見えてくるんですね。
しかしラストはちょっとした恐いホラー要素も入ってきます。
結局コーロキはどうなるのか? ラストが気になりながら見てしまいましたが(^^)
倖田は調子のいいとんでもない男
炎上を誤りにいく
そこから、二人は急接近
有頂天のコーロキ
しかしそれは地獄の始まりだった
だんだん振り回され始める