anttiorbの映画、映像の世界

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ベイビー・ドライバー


4人組の車が銀行を襲った。 一人はイヤホンをしながら、車に残っていた。 サングラスをした若い男性、彼は天才的なドライビング・センスを買われ、犯罪組織の “逃がし屋” として活躍する若きドライバー、 “ベイビー” (アンセル・エルゴート)だった。
3人は現金を強奪、そして車に乗り込み、ベイビーが発進させる。 もちろんパトカーに追われることになるが、彼の最高のテクニックで、警察を巻き、駐車場で別の車に乗り換え、脱出に成功するのだった。
彼の力を発揮するための小道具は、完璧なプレイリストが揃っているiPodだった。 それを聞きながら、ブラックを4つ買い、隠れ家に向かう。 そこにはチームを組んだ3人、バディ (ジョン・ハム)、ダーリン(エイザ・ゴンザレス)ら実行犯と、ドク(ケヴィン・スペイシー)という計画をし、必要な武器等の調達をする男がいた。
もちろん分け前は5等分、ベイビーはドクに次が最後だと念を押す。 実は彼はドクに借りがあり、次の仕事で完済するという事だった。
ベイビーは、子供の頃の事故の後遺症で耳鳴りが激しいために、ipodを聞くことでそれが収まるのだった。 しかし人の口を完璧に読むことができ、ipodをしながらでも相手が言っている事が完璧にわかる。 もちろん耳も聞こえるのだが。
ベイビーは、両親を失い、今は保護者のジョセフ(CJ・ジョーンズ)との二人暮らし、でも逆に今は、ジョセフが足と耳が不自由になってしまい彼の方が面倒を見ているのだった。 分け前の金は床下に入れ貯めているベイビー、ジョセフはその金は綺麗な金でないことを知っている。 しかしあまり強く怒ることもしない、彼の優しさは十分知っているからだった。
そんなベイビーだったが、ある日、運命の女性デボラ(リリー・ジェームズ)と出会うのだった。 そこは今は亡き母が働いていたカフェだった。 そこで彼女がウエイトレスをしている。
そして彼に最後の仕事の依頼が来るのだった…

エドガー・ライト監督の待ちに待った最新作、「ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/11542842.html でサイモン・ペッグと、ニック・フロストとのトリオでの3部作が終わり、今回は監督のみの単独?作品となりました。
まあ二人とも、それぞれ主演作があり活躍しているんで、エドガー・ライトもどんどん映画作りをしてほしいです。
主演はアンセル・エルゴート、「ダイバージェント」シリーズ https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/MYBLOG/yblog.html?fid=0&m=lc&sk=0&sv=%A5%C0%A5%A4%A5%D0%A1%BC%A5%B8%A5%A7%A5%F3%A5%C8 で主人公の兄役で出演、「きっと、星のせいじゃない。」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12748290.html ではシャイリーン・ウッドリーとは恋人役でしたが。
そして彼に仕事を依頼するちょっと怖い役でケヴィン・スペイシー、大分恰幅が良くなっていましたが、「メン・イン・キャット」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14605289.html 以来の登場ですね。
物語はさすがにテンポ良く進んでいる、カーアクションあり、スリル満点のサスペンスと、ラブストーリーですね。 ヒロイン役にはリリー・ジェームスが起用されていました。 近作は 「高慢と偏見とゾンビ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14465313.html ですが、実年齢もちょっと年上の彼女がいい感じで演じていましたね。
毎回の仕事は、3人の実行犯と、天才ドライバーで追手をかわすベイビーの4人セット、それを綿密な計画を立てるのがドク。 確かに手堅いブラックな仕事で、実はこのドクが、凄い男で、何でも知っていて、警察さえも抱き込んでいるんですね。
もちろんベイビーをいつでも抹殺できる力も持っているんですが、実はベイビーの力を誰よりも知っていて、評価しているのもドクなんですね。
これは最後にわかるんですが、ここがちょっと泣けるところでした。
これは上映館が少なすぎ! エドガー・ライトの評価が日本では低すぎですね。

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実行犯3人を乗せ

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彼が逃がす

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ドクの元、計画を立てる

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ベイビーとドクの関係は複雑だが

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そんなベイビーは彼女と知り合う

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ドクとの関係も終わりを迎える

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しかしそう簡単には行かなかった・・・

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