リサ(マンディ・ムーア)とケイト(クレア・ホルト)は休暇でメキシコを訪れていた。 久しぶりの姉妹のバカンスを楽しんでいた二人だったが、ふと夜ケイトが目を覚ますとリサは重く沈んでいた。 理由を聞くと彼女は 「君は退屈な人間だ」 と彼氏に言われて破局したのだった。 リサを慰めようとして、ケイトは考えを巡らすが、上手いアイデアを思いつけずにいた。
そんな折、ケイトは地元の人からケージ・ダイビングについての話を聞いた。 「これだ!」 と思ったケイトは、リサをケージ・ダイビングに誘った。 リサは気乗りしなかったが、ケイトから 「また退屈な女だと思われるわよ」 と言われたため、渋々ダイビングに挑むことにした。
翌日、2人が港に到着すると、リサがダイビングへの不安を吐露したが、ケイトは 「危険なことなんてないでしょうよ」 と真剣に受け止めなかった。 2人は地元の青年たちとテイラー船長(マシュー・モディーン)の船に乗った。 ケイトはテイラーに 「2人ともダイビングをしたことがある」 と言ったが、これは嘘であった。 リサにはダイビング経験がなかったのである。
ダイビングスポットに到着したとき、テイラーはサメをおびき寄せるためのえさを撒き始めた。 撒き餌は禁止ではないのか? ここに至り、ケイトもダイビングへの不安を口にしたが、テイラーは 「大丈夫だ」 と言うばかりであった。 しばらくすると早くも血の匂いを感じサメがやってくる。
最初に潜ったのは地元の青年たちであった。 船にいた誰もが気が付かなかったことではあるが、すでにこの段階でケーブルに切れ目が入っていたのである。
青年たちが無事に帰還したのを見たテイラーは、リサとケイトを海底に送る準備を始めた。
2人が檻の中に入ったとき、ボートに備え付けられていたケーブルの巻上機が水中に落下してしまい、2人はそのまま海底47メートルへと沈んでいった。 しかも、2人は船との距離が遠くなってしまい、交信ができない状態におかれてしまった。 海面下40メートルまで泳いでいったケイトは、必死の思いで船との交信を試みた。
テイラーは 「ハヴィエル(クリス・J・ジョンソン)がスペアの巻上機をもってくるまで耐えてくれ。 あと、サメがウヨウヨしているから、檻の外には出るな」 とケイトに言った。
極度の緊張下におかれた2人は、予想以上の量の酸素を消費してしまった。やがて、2人をハヴィエルのサーチライトが照らした。 ハヴィエルは自分たちを視認できないのではないかと考えたケイトは、檻の外に出ようとしたが、彼女の酸素タンクは空に近い状態にあった。 そこで、リサがケイトの代わりに檻の外に出ることとなった。
サメが下から襲撃してくることを防ぐために、リサは海底に沿って光源へと向かうのだった・・・
夏と言えば海、そしてサメ映画という事で(^^) 今年はこれですね。
昨年は 「ロスト・バケーション」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14311199.html でたった一人の女性の闘いでしたが、今回は姉妹の過酷な環境のお話です。
監督はヨハネス・ロバーツ、ホラー系の作品が多い監督ですが、今作ではサメ映画に挑戦ですね。 主演はリサ役でマンディ・ムーア、初めてですね。 そして妹役でクレア・ホルト、テレビ作品が多いようですが彼女も初めてでした。
さて海底47mに落とされてしまった彼女たち、自力で浮き上がりたいところですが、ここはサメがいて危険地域なんで、うっかり上がることもできませんし、一気に上がると潜水病になってしまいます。 そのためまずは新しいケーブルをつないで引き上げてもらおうとするのですが。
酸素タンクの残りとの時間的制約がある中、少し檻から出て浮上して連絡を取り、何とか生き延び救出を目指しますが。
そして意外な結末が待っています。 これだから海は怖い(^^)
失恋をしたリサと、妹のケイト
そして二人は翌日潜ることに
しかし海底に落下
通信が通じない
二人は生還できるのか?