anttiorbの映画、映像の世界

不定期で、旅ブログも立ち上げます!

アンシーン/見えざる者

2016年作品、ジェフ・リドナップ監督、エイデン・ヤング主演。

数年前、家族の前から忽然と姿を消したボブ(エイデン・ヤング)は、北にある大きな製材工場で働いていた。 ここでは誰も他人には干渉しない。 ボブは何か体の具合が悪そうで、仕事に出るのも一苦労だった。
そんな時、先妻ダーリーン(カミール・サリヴァン)が彼に電話を掛けてきた。 彼女は今はパートナーのモール(アリソン・アヤラ)と娘エバ(ジュリア・セーラ・ストーン)と3人暮らしだった。 しかしエバは二人に反抗的になって来ていた。 その原因は父が出て行ったことではないかと思い、ボブに助けを求めて掛けて来たのだった。
はじめは自分に期待をするなと言い電話を切るボブだった。 そして彼はなにか意を決したように、一人で製材工場の現場に行くが、思い直し、しばらく休むと同僚に言い、深夜車を走らせる。
しかし途中で脱輪を起こしてしまい、そのため同僚に助けを求めるが、実際に来たのはクリスビー(ベン・コットン)という男だった。 彼は車の修理を、あす朝までに仕上げてやると言う。 しかしその代わりにある仕事を引き受けてほしいと言ってくるのだった。
ボブに選択の余地はなく、クリスビーから何か容器に入った物を受け取り、指定の場所に行きあるものと交換してきてほしいと依頼を受けるのだった。
そしてボブは、家族の絆を取り戻そうと、密かに北部の小さな町へと戻っていくのだが、途中ぶつかった傷のところが痛みだす。 しかし、その時彼の体は、普通ではない状態が起きていることがわかる。
久しぶりに来た元の家、ダーリーンは温かく彼を迎えてくれ、モールは出張で留守だと言う。 エバが帰って来るが、「今頃遅い」 といってすぐに出かけてしまうのだった。
彼女はいつもつるんでいる友達と4人で、恐いもの見たさで廃病院に向かうのだった。 いやそこはまだ営業をしているが、今は使われていない建屋もあるのでそこに入って行くが、そこで不思議なことに出会い、4人は逃げ出してくるのだった。
しかし、他の3人が家に帰ってきたが、エバだけ行方不明になっていることを知った彼は、危険を顧みずに必死の捜索を開始するのだった…

ミステリーという事で、興味が湧いたので見に行きました。 これは今月中旬までやっている 「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2017」 の1作品、シネマカリテの夏の企画上映ですね。 けっこう混んでいる作品もあり、ソールドアウトもある中、今作は見れました。
監督はジェフ・レドナップ、カナダ作品で、主に彼は特殊メイクで 「デッドプール」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14189012.html に参加していました。
主演はエイデン・ヤング、「アイ・フランケンシュタイン」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12972361.html で博士役をしています。 娘のエバにジュリア・セーラ・ストーン、「誰のせいでもない」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14576348.html に出演しています。
さてお話はこれからどういった方向に進んでいくのか? 長回しがそこそこあり、先の展開を読まないで見ていると面白いんですよ。 題名から何となく? と思いますが、それはあまり考えないことにして見ていくと、結構なミステリーですね。
ボブがどうしてこの孤独な生活をしているのか? 彼は父がいたんですが、エバが入り込んだ病院で死んだことになっているんですね。 実はエバはそれを知っていて、ここに忍び込もうとしたようです。
今作はエバは見つかってからが実はもう一つのドラマがあるんですね。 父と娘の絆は実は強かったお話、こういう現象が実際にあるのかどうかが気になる作品でした。

イメージ 1
北の地で一人製材工場で働くボブ

イメージ 2
何か病んでいる様で、誰とも話そうとしない

イメージ 3
しかし元妻から連絡を貰い

イメージ 4
娘に会いに行くが、彼女が行方不明に

イメージ 5
そしてダーリーンと探しに行く

イメージ 6