18年麻薬捜査局に勤務してきた潜入捜査官のチャーリー(リーアム・ニーソン)は、前回の捜査で殺されかけてから仕事が怖くてたまらない。 毎晩のように自分が殺される悪夢にうなされ、そのストレスでずっと胃腸の調子が悪い。 しかし14ヶ月もかけて潜入捜査の準備を進めてきた次の仕事からは抜けられず、恐怖に怯えながらニューヨークへ向かう。
麻薬捜査局は5億ドル以上の資金力があるコロンビアの麻薬組織 「バイラール」 がイタリア系マフィアのフルビオ(オリヴァー・プラット)を仲介人として、ウォール街で汚れた金の洗濯をしようとしていることを掴んでいた。 捜査局はこの機会に組織を破滅させようと考えており、チャ ーリーはその潜入捜査を任されていた。
バイラールではボスの息子のフィデル(ホセ・ズーニガ)と用心棒のエストゥビオ(マイケル・デロレンツォ)がこの取引を任されており、チャーリーはバイラールの交渉人として商談に参加することになっていた。 血の気が多いので有名なフルビオとの対面を想像するだけで、チャーリーは腹具合がおかしくなる。
チャーリーは飛行機で知り合ったセラピストのもとへ通い、同じような悩みを抱える仲間とのグループ・セラピーに参加し始める。 セラピーの仲間はチャーリーのとんでもない恐怖体験を聞いて唖然とする。
いよいよ商談の夜。 会員制クラブで開かれた商談の場は緊張感に包まれていた。チャーリーは強力な眠気を誘う精神安定剤を飲んで、緊張をほぐす。 投資アドバイザーのジェイソン(アンドリュー・ラウアー)の軽薄 さにフィデルが怒り出すが、チャーリーの取りなしで商談は無事に成立する。 フルビオはチャーリーを警戒していたが、銃口を向けても眠り込んでしまうようなチャーリーの度胸に感服する。
チャーリーはセラピストの勧めで内科にも通い始め、そこで浣腸の女王と呼ばれる看護師のジュディ(サンドラ・ブロック)と出会う。 ジュディはチャーリーが何かに怯えていることを見抜いており、自分が楽しい時間と健康的な食事でチャーリーを治してあげると約束してくれる。
ジュディはチャーリーを屋上農園に連れて行き、土と戯れさせる。 チャーリーとジュディは子供のように泥だらけになって遊び、恋に落ちる。
ジェイソンのオフィスで最初の取引が行われる。 フィデルはフルビオに1000万ドル渡す約束だったが、用心の ため200万ドルしか持ってこなかった。 そこへ新設の投資会社を監査するため証券取引委員会の監査人がやってくる。 フィデルとフルビオは銃を構えるが、この場もチャーリーの機転でうまく切り抜け、フルビオはますますチャーリーに感心するのだったが…
今でこそ、無敵な役のリーアム・ニーソンのイメージが強いですが、この前年に 「スターウォーズエピソード1/ファントム・メナス」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13729520.html でクワイ=ガン・ジンを演じていましたね。 でも出演歴を見ると、2008年に 「96時間」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/8264590.html で登場するまでは、無敵感がそんなになかったですがね。
そしてお相手役にサンドラ・ブロック、今作は彼女が製作なんですね。
さて物語は、潜入捜査の麻薬捜査官としての苦労を描いたコメディです。 はじめから腰が引けているチャーリーが、最後の力を振り絞って仕事をするんですが、そこに看護師のジュディ、そして意外に役立つのがセラピー仲間なんですね。
そして一見怖い存在のフルビオなんですが、だんだん彼の人間性がわかってくると味のある存在に変化してくるんですね。 潜入物はドキドキするんですが、これはのんびり見れる作品ですね。
だんだんと信頼感が出てくる二人
しかし癖のある人間たちに潜入
そんなストレスのため病院に
そして彼女と知り合い
彼女が精神的に助けになってくれる