anttiorbの映画、映像の世界

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スイッチバック 追跡者


FBI エージェントのフランク・ラクロスデニス・クエイド)が妻と家を留守にしている時、一人の男が家を尋ねて来る。 ベビー・シッター(クローディア・ステデリン)と息子のアンディ(イアン・ネルソン)しかいなかったのでシッターは男に対してドアを開けることはなかった。 しかし、彼女はその男の奇妙な雰囲気に怯えて男が去った後家中の戸締まりを確認し始めるのだが、いきなり現れた男に羽交い絞めにされ、殺害されてしまった。 男は子供部屋からアンディを連れ去ってしまう。
テキサス州アマリロで殺人事件が起こり、ベテラン警官バク(R・リー・アーメイ)が捜査を始める。
バクは自分の所轄内でも、もう数人の殺人が出ている。 しかも、警察署長の選挙も控えている。 そんなところに頼んでもいないのにFBI捜査官・フランクと名乗る男が現れる。 何と、彼は内密にこの事件をずっと追ってきていると言う。 確かに事件にも詳しい。
当分の間、この地で捜査したいと申し出るフランク。 実は、犯人の目星も全く立っていない状況下、捜査官の申し出は願っても無いものであった。 妻が亡くなった、ヤモメの自宅に泊めることにした。
同じ頃、ヒッチハイカーのレイン・ディクソン(ジャレッド・レト)は通りかかったボブ(ダニー・グローヴァー)の車に乗せてもらう。
車は、ポルノ写真を一面に張り巡らされ、コーティングしたもので埋め尽くされていた異様なもの。 一瞬引いたレインだったのだが、此処で乗らないのは不味いと判断し、次の酒場まで乗ろうと心に決め運転手と話を合わせる。
この車は、注文車で車を届けに行く所なんだとボブは言う。 明るい、気の良さそうな男である。 しかし、やはり落ち着かないレインは酒場の看板を見るなり、「此処で降ろしてくれ」 と言う。
男は、「此処は止めた方がいいぜ。 どうせなら次の酒場にしなよ」 そう言うのだが、降りたい一心のレインは強引に車を降りて酒場に入る。
又、モーテルの一室で殺人事件が起こった。 ツインベッドの片方には寝た後があったがもう一方は、使用していないままの様である。 が、宿泊料も2人分払っていたし、夜遅くに部屋に入る男を見たという証言も取れた。
風呂の浴槽で血まみれの遺体を見たフランクは、「20~30代。 髪は茶色。 白人男性で医者」 と言う犯人像を所長に言う。 確かに、遺体とは別の茶色の髪が検出された。
真剣に捜査する捜査官に上司が来る事を話し、捜査官の本当の目的を聞きだす所長。 実はフランクは停職中の身であることをバクは知っていたのだった。
するとこの連続殺人者を担当し殺人者に最も近付いたある日、面白がった殺人者は 「このゲームをもっと楽しもう」 と捜査官の息子を誘拐したのであった。 殺人者は、堂々と玄関ドアから自宅に入り、ベビーシッターを殺し息子を誘拐したのであると告白をする。
それ以後、捜査から外された捜査官だったが、犯行は増えるばかりで捜査は何も進展しない、そうフランクは言うのだった・・・

日本未公開のサスペンス作品、監督はこの作品だけのようですが、本来は脚本家。あの 「ダイ・ハード」 に脚本参加しています。 主演はデニス・クエイド、近作の出演は 「ニュースの真相」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14361033.html ですね。
そしてジャレット・レト、「スーサイド・スクワッド」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14415761.html でもジョーカー役、「ダラス・バイヤーズクラブ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12044430.html でのレイヨン役、でこのころとは別人のようになっていますね(^^)
物語は、連れ去られた息子を見つけるため、強引な捜査を個人的にする男のお話。FBIで何であれ、息子しか彼はいないわけですから、手段を択ばないのは当たり前ですね。 そして彼は何となく犯人像を持っているんですね。 事情を聴いたバクは彼に同情的ですが、この後彼もフランクを庇う事で立場が悪くなっていきます。
このお話は犯人が誰なのかがポイント、というかどちらかという事になって行きます。 そして息子が無事なのかは最後までわかりません。

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息子が誘拐され捜査から外されたフランク

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一方、レインはボブの車に乗せてもらう

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気さくなボブ

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二人の旅がズルズルと長引いて行く

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しかしまわりでは殺人事件が起こっていく

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