anttiorbの映画、映像の世界

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ある日どこかで


1972年。 劇作家を志すミルフォード大学の学生リチャード(クリストファー・リーヴ)の処女作が初演され大成功をおさめた後のパーティで、彼は見知らぬ老婦人から声をかけられた。 彼女はリチャードに美しい金時計を渡し 「私のところへ戻って来て」 と告げるとその場を去り、大学から近いグランド・ホテルに帰って行った。
それから8年の歳月が流れ、劇作家として名を成したリチャードはスランプに陥っており、気ばらしにあてのない旅に出た。 いつの間にか懐しいミルフォードに来ていた彼は、グランド・ホテルに宿をとった。
アーサー(ビル・アーウィン)という年老いたボーイの案内で部屋に落ちついた彼はホテルの史料展示室を見物し、そこで1枚の美しい女性のポー トレートに 目を奪われる。 アーサーからその女性がエリーズ・マッケナ(ジェーン・シーモア)という当時の人気女優であることを聞き出したリチャードは、町の図書館で彼女についての記録を見つけ、彼女が8年前の老婦人であることを確認する。
エリーズの秘書ローラ(テレサ・ライト)を訪れたリチャードは、ローラから金時計がエリーズの宝物であったこと、8年前に彼女が亡くなったことなどを聞く。 
ローラの保存する遺品の中から 「タイム・トラベル」 という時間次元を超越する超心理学の本を見つけたリチャードは、その本の著者ジェラルド・フィニー博士(ジョージ・ヴォスコヴェック)を訪ね、タイム・トラベルの可能性を聞き出した。 ホテルの部屋で、いっさいの状況を今世紀初頭に変えたリチャードは服装も当時のものを着こみ、1912年に入りこもうと自分に暗示をか けた。
数度の試みの末、やっとタイム・トラベルに成功した彼は、1912年の過去で目を覚ます。 そして、ロビーで幼いアーサーを見かけ、ホテルに滞在している筈の劇団を訪ね、エリーズを探した。
やがて湖畔でエリーズと出会ったリチャードは、彼女の美しさに目を奪われるが、彼女の方もリチャードの出現に何故か驚きの表情を見せるのだった。 しかし、2人が接近しようとした時、エリーズのマネージャーのロビンソン(クリストファー・プラマー)が現われ、無理矢理エリーズを連れ去る・・・

監督はヤノット・シュワルツ、「ジョーズ2」 「サンタクロース」 の監督をしていますが、私は初鑑賞でした。
主演はクリトファー・リーヴ、もう言うまでもなく 「スーパーマン」 シリーズと言えば私の印象は彼の姿が浮かびます。 シリーズも4作作られ、一番イメージがあるのがやはり彼ですね。今作品は1作目の 「スーパーマン」 が作られた翌々年に公開になっています。
共演はジェーン・シーモア、「007 死ぬのは奴らだ」 でボンドガールをしましたね。
物語は、処女作が成功したときに現れた謎の老婦人から始まります。 どう考えても初対面の婦人が彼に渡した金時計、そして謎の言葉、気にはなったんですが、それはそれきりになってしまい8年の歳月が流れるんですね。
そして久しぶりにそのホテルに行きその時の老婦人が美しいポートレートの女性だったことがわかり、なんと金時計が彼女が大事にしていたものであることがわかり、そしてなんと彼は時を遡ろうとするのが大胆ですね。
ラブストーリーなんですが、タイムスリップもの。 面白いのはひたすらその行きたい時代の環境を整え、精神を集中させ念じ続けるという事で時間を飛ぶというところですね。 荒唐無稽なタイムジャンプの話ですが、彼女に会いたいという一心が奇跡を起こすこと、この作品を見て実行した人がいたら面白いですね。
クリストファー・リーヴは後年、事故に遭い不自由な体となりますが、それでも俳優復帰を果たします。 しかし残念ながら52歳で他界、この作品は彼の初々しさと、ちょっと不釣り合いな見事な肉体がなかなか特徴的な作品でしたが、でも淡い良い恋愛ドラマでもありました。

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老婦人から謎のセリフと金時計を渡される

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8年後このレリーフの女性があの・・・

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そして彼は時を越える

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そして彼女を見つけ

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二人は海へ

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そして運命を感じる

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