人通りのない静かな道を歩いている一人の男“K”(アーウィン・レダー)。 ある一軒の家を選びドアをノックすると、出てきた老婦人に「撃ちますよ」と言って発砲。 彼女は死亡し、その後現場に戻ってきたKは逮捕される。
Kはなぜ殺人を犯したのか? K自身、自分の異常性を認識しそれを訴えるが、精神鑑定をする医師はそれを認めなかった。 Kにはサディストの傾向があるが、精神異常ではない。それが医師の判断だった。 Kがこのような性格・性癖になった原因は、過去の生い立ちにありそうだ。
幼い頃、父親のいないKは主に祖母に育てられ、祖母の希望で神父になるため修道院に入れられるが、そこで動物虐待など問題を起こし追い出されてしまう。 その後は母の夫となった義理の父が教育係となり、Kを厳しくしつけるようになっていく。
14才のとき、45才のアネマリーという女性とつき合うが、その女性に被虐的な性癖があったため、Kは次第にサディズムに目覚めていく。 女性を痛めつけたいと思うようになり、自分の母親をナイフでめった刺しにして逃亡。 その後捕まるが、母が生きていたため数年の刑期で済むのだった。
幼い頃、父親のいないKは主に祖母に育てられ、祖母の希望で神父になるため修道院に入れられるが、そこで動物虐待など問題を起こし追い出されてしまう。 その後は母の夫となった義理の父が教育係となり、Kを厳しくしつけるようになっていく。
14才のとき、45才のアネマリーという女性とつき合うが、その女性に被虐的な性癖があったため、Kは次第にサディズムに目覚めていく。 女性を痛めつけたいと思うようになり、自分の母親をナイフでめった刺しにして逃亡。 その後捕まるが、母が生きていたため数年の刑期で済むのだった。
出所後は売春婦の女性とつき合い、彼女と客との行為をよくのぞき見ていたという。 彼女は特にマゾというわけではなく、危害を加えられることもなかった。
そしてKは27才のときに見ず知らずの老婦人を射殺。 そして10年近い刑期の終わりが近づき、仮出所が許されようとしていた…
そしてKは27才のときに見ず知らずの老婦人を射殺。 そして10年近い刑期の終わりが近づき、仮出所が許されようとしていた…
今年になって劇場公開が初めてされた作品です。 ビデオ発売は過去にされていて、「鮮血と絶叫のメロディ/引き裂かれた夜」という題名で発売されていました。
監督はジェラルド・カーグル、今作しかクレジットはありません。
今作はナレーションと、主人公のKの行動をドキュメンタリータッチで描いていきます。 演技というよりも、そのままのちょっとアブノーマルで、残虐性のある男に密着したようなカメラワークにも見えます。 冒頭では、いきなり老夫婦を殺して、その後服役し、そして刑期を終えて釈放されるんです。 しかしもう彼は次の殺人をどういう設定で行っていくか、それしか考えていない異常さが、不気味というか滑稽でさえ思えます。
彼が釈放後行動していた土地は、近所なのか? それとも土地勘のある土地なのか? 何かそういうところも気になりますし、この後行う殺人事件も、手際が悪く、それがかえってリアルでしたが、気持ちの悪い作品でした。
この後老夫婦を殺すK
そして服役
釈放後この二人に会い
彼は劇的な殺人のために
まず留守宅に侵入
そこの住人を皆殺しにする