anttiorbの映画、映像の世界

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グロテスク

2009年作品、白石晃士監督、川連廣明、長澤つぐみ、大迫茂生出演。

茶店で恥ずかしそうに向き合う男女がいる。 和男(川連廣明)は会社の同僚であるアキ(長澤つぐみ)に想いを寄せており、これが初めてのデートだったのだ。 そんなふたりの姿を見つめる視線があった。
ふたりが喫茶店を出て歩いていると、突然何者かに襲われ意識を失ってしまう。 気が付くとふたりは薄暗い地下室の中で、身体は台に縛りつけられ、口には猿ぐつわをされていた。 動くことも声を出すこともできないアキと和男。 わけが分からないまま、ただ怯えるふたりの前に見知らぬ男(大迫茂生)が立っていた。
「きみたちふたりの愛に感動できれば解放するよ」 と男は言う。 そして、次々と多種多様な拷問具らしきものが運びこまれた。 男はそれらの器具を使って、 アキと和男に恥辱の限りを尽くし、命の限りの虐待を施す。 それも彼らの愛情で感動を得るためだという。
その地下室から、完璧なる監禁から、アキと和男は脱出することができるのだろうか…

白石監督の問題作、イギリスで上映禁止になったという事ですが、日本でもこれはなかなか上映できないでしょうし、レンタル版でないDVDは、高値がついている時もありました。
“グロテスク UNRATED VERSION” をおそらく私は見たんでしょうが、上映禁止バージョンはもっと凄いんでしょうか? 私が見たのも十分なえげつなさでしたが。
監督の殆どの作品を見ている私ですし、大体慣れてはいますが、これはこれでなかなかエグイ極地の作品でした。 物語はいきなり理不尽に拉致された 男女に、ただひたすら拷問を施す医師のような男。
でも医師というのは本当らしく、指を切り落としたり、過酷な命を落としかねない残虐な仕打ちをしても、死なないように処置をしてしまうんですね。 その男は立川正義といい、大迫茂生が演じていますが、「片腕マシンガール」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14872228.html そしてなんと言っても 「戦慄怪奇ファイル コワすぎ!」 シリーズ https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/MYBLOG/yblog.html?m=lc&sv=%C0%EF%D8%CB%B2%F8%B4%F1%A5%D5%A5%A1%A5%A4%A5%EB+%A5%B3%A5%EF%A4%B9%A4%AE%21&sk=0 で、工藤役がものすごいです(^^)
白石監督は彼の異常性のある演技を買っているんでしょうね。

さてこういう作品はラストがどう決着するかがポイントなんですが、途中で一回一服していくんですね。 感動を得られたという事で、一旦は治療を受け、もしかしたら解放される? という展開になって行くんですが(^^)
まあ観るには覚悟のいる問題作です。

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気が付くと動けない状態に

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まったく理由がわからない

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そしてさまざまな拷問が

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エスカレートしていく

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・・・

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